コントロール可能なリスクは、コントロールをしておくに越したことはないのでしょう。
コントロール可能なリスクとは、どんなものが存在するのか?相場・マーケットで考えると、感情と損失ということになると思っております。この2大巨頭をコントロールできたならば、相場・マーケットのリスクをコントロールしていることになると思います。
感情とひと言で言っても難しいわけですが、冷静でいると言うことになります。どんな値動きをしていようとも冷静に対応する。利益が出ているときも損失が出ているときも、粛々と作業的にこなすだけの冷静さ。
人間は感情の動物ですから、感情に左右されがちです。この感情に自分が支配されてしまえばお終い。冷静さを欠いてしまって、良い結果はあまり出てこない結果に。
人それぞれコントロールの仕方があると思いますから、どうこう言うことはありませんが、感情をコントロールするというのは非常に大切だと考えておます。
個人的には感情のコントロールがトップで、2番手に損失となります。損失のコントロールというのは簡単なことで、損失を決めてしまうということです。ストップロスと言えば、聞いたこともあると思いますが、ストップロスさえ入れておけば、損失はコントロールできます。
しかし、感情のコントロールができていなければ、損失のコントロールはできません。ストップロスというのは、たいてい入れておき値段がやってくれば損切をするシステム。
曖昧な形で相場・マーケットに接していれば、感情に支配されてストップロスを外してしまうことに。ストップロスを外すことなど「悪魔の囁き」が自分の中で出てくれば簡単なことです。誰だって目先の損だってしたくないものですから。
「少し頑張れば、損はなくなるかもよ?」と根拠のない淡い期待によって支配されしまえば、もうコントロール不能。淡い期待に支配されてお終い。
「言うは易し行うは難し」です。簡単なことではありません。人間は感情の動物ですから簡単なことでは決してありません。しかし、感情に流されたまま相場・マーケットに参加し続けるか?それとも感情をコントロールして相場・マーケットに参加し続けるか?を冷静に判断したとき、どちらが勝ち続けることに適していると思いますか?
思った方の選択をすべきなのでしょう。