相場・マーケットに勝つ人の条件

20年以上も相場の世界に携わっていると、利益を出している人も、損失を出している人も大勢見ています。ぶっちゃけた話、損失をしている方のほうが圧倒的に多いですけれども……

さて、あくまでも主観で語りますが、利益を出した方の特徴としてあげられることを簡単に述べておきます。
1:勝ち逃げ
2:負けの範囲を決めていた
3:損切りが上手い
4:利を伸ばすのが上手い
5:運がいい
以上のようなことがあげられます。

逆に損失を出してしまった方の特徴。
1:損切りが下手
2:欲だけで相場を張っていた
3:全て他人任せ(自主性がない)
などが、あげられます。

チェス

1:勝ち逃げ
まず、勝負事ですから、勝った時点でやめてしまうのは勝負の鉄則。勝った時点でやめてしまえば絶対に負けません。
かくいう私も「スロット」は勝っています!過去に1000円ずつ3度しかやったことがありませんが、2度出しています。1度目は偶然出ました。2度目も偶然なのですが、「リーチ目」と言うのがあるらしく、それが出ていたのに知らずに回していたら隣りに座っていた人が「押してあげましょうか?」と押してくれ、一発で「777」が出ました。
なので、負けていません。その後はまったくスロットをやりたいとも思わず、「生涯スロットに勝っている男」の称号を得たままです(笑)。
勝っているとなかなかやめられません。もっともっとと欲が出てしまうのが人間の性。しかし、冷静に考えてやめてしまうのも手です。
私のスロットなど偶然の賜物。続けていれば確実に負けていたことでしょう。勝つためには勝ったままの状態でいることが大切なのです。
こういう形でやめられた方は、数が非常に少ないですし、勝っているうちに何らか他の要因(結構上の理由等)でやめた方はいらっしゃいます。

2:負けの範囲を決めていた
これは、先に述べた「資金管理」に通じています。負ける範囲が決まっているのですから、計画通りに負けたということも言えます。計画通りに負けるということは、リスクをコントロールできていたとも言えるのです。あっさりと記しましたが、非常に難しいことです。人間は熱くなりますし、「取り返す!」という、誘惑にも勝てないと、負ける範囲を決めてしまうことは非常に難しいこととなります。
極端ですが、10回連続して負けても11回目の勝負ができる資金管理をしていれば、負けることもないでしょう。ましてや10回連続して負けることもなかなか難しいことです。
ここで大切なことは「感情に流されない強い心」を持っていたと言うことになります。

3:損切りが上手い
あえて「損切りが上手い」と言っておりますが、「2:負けの範囲を決めていた」というところに通じる部分があります。殆どの部分が機械的に損切りを繰り返しますが、その損切りが的確なのです。殆ど「損切りしておいてよかったね」という結果になり、これを相場用語で申し上げれば「投げ当たり」「踏み当たり」の連続だということです。ようは引かされたまま放置して頑張らないということなのです。
引かされたモノを持ち続けるのは「いつかは助かる」という想いがあるからのでしょうが、これはタダの希望・願望。希望・願望が相場に通じるのならば誰も苦労をしません。相場は話して分かる相手ではないのです。
「相場を張っても意地は張らない」ことが利益をあげ続けるためには必要だと思われます。

4:利を伸ばすのが上手い
この辺は相場のセンスになると思うのですが、「損切りが上手い」と言いましたが、大抵の方は損切りが下手。損切りが下手だから損をするわけで、利を伸ばすというのは、この部分を突いているわけです。
「利食いは大きく、損切りは小さく」が相場の基本なのに、人は何故か「利喰いは小さく、損切りは大きく」という真逆のことをやらかします。
損切りが出来ないのが大抵の人ならば、それらの方々が降参するまで一方通行の相場が続くということが理解できます。頑張ったあとに、資金が続かなくなったり、精神的に参って手仕舞ったあとに相場が反転することが多々あると思いますが、それは損切りが下手だから。
その辺を理解していれば、利を伸ばせるわけです。所詮、相場は心理ゲームでしょうから。

5:運がいい
この「運がいい」というのは、運を呼び込んでいる部分があると思います。相場に対して素直に行動しているから、相場が見方をしてくれる部分があると思うし、誰でも相場に助けられるときがあると思います。その助けられたときに逃げられるかどうか?そして、相場が味方してくれたときに利を伸ばすことができるか?
これは「欲」だけではどうにもできないため、どれだけ相場と対話ができているか?相場に対して素直に行動ができているか?流れに乗ることだけを心掛けていられるか?ということになると思います。

しかし、利の出ている人の行動が大切なことは否定しませんが、参考にしたいのは損をした方の行動です。損をした方の行動をしなければ、損を防げるのです。損をしなければ負けないのです。負けないという事実が勝負事に関しては非常に大切なことなのです。しかし、ほとんどの方が勝つことに躍起になって「負けない」ということにスポットライトを当てません。
負けない相場・マーケットを展開すべきだと考えております。

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