相場・マーケットに負ける人の条件

相場・マーケットに勝つ人の条件として、先日は勝っている人の特徴を述べてみましたが、今回は残念ですが、負けているパターン方のパターンを幾つか述べておきたいと思います。

1:損切りが下手
この件に関しては、利益を出してきた方々の行動の中でも触れていますから、おさらいとなります。
ちなみに、「損切り上手は相場上手」という格言を聞いたことがありますか?
一に損切り二に損切り、三、四がなくて、五に損切りなのです。
それくらい相場・マーケットにおいて損切りは重要。その損切りが下手だから利益が生めないと言っても過言ではないのでしょう。
しかし、「損切りが上手くなりたい!」と願っても、簡単に損切りは上手くなれないモノ。だって誰だって損切りをすることは嫌ですし、行動心理学でも、人は「損」に対して過剰に反応することが証明されています。人間が持って生まれた「損が嫌!」と言う資質を捨てきれなければ、相場で利益をあげ続けることは難しいのです。言い切ってしまうのはマズいのですが、言い切っても良いくらいに損切りができないことは致命的となります。
利益を出すのは簡単です。しかし、利益を出し続けるのは難しいのです。その利益を出し続けるためには、損切りが下手だとどうにもならないと言えるのかも知れません。

残念

2:欲だけで相場を張っていた
もちろん、人よりも多くの利益をあげたいとか、金持ちになりたいとかの「欲」が人よりも強くなければ、相場・マーケットに参加などしないのでしょう。国債でも購入している方が安全だし、定期預金の方がリスクを背負わずに済む。リスクを背負ってでも、大金を手にしたい!と言う欲がなければ、相場・マーケットへの参加と言う選択肢はないのでしょう。
だからと言って、「欲」を全面に出して相場・マーケットを張り続けていれば、視野が狭くなって、見えるものも見えなくなり、どんなモノでも「お金」にしか見えなくなってしまいます。
主観で相場・マーケットを張ってしまうという現象。このような状態になってしまうと、客観的なモノの見方ができなくなり、相場・マーケットに対して自分の意思だけを押し付けようとしてしまうのです。
そもそも相場・マーケットは「話して分かる相手ではない」のです。好き勝手に思うがままに動いている相場・マーケットに自分の意思や思惑を強引に押し付けたところで、言うことなど聞いちゃくれません。
命の次に大切なお金がかかっており、損をする気など毛頭ないのですから、欲を全面に出してしまう気持ちは分からなくはないのですが、相場・マーケットに参加している人たちのほとんどが欲の皮の突っ張った人たちなのですから、その辺を利用して参加すれば獲れるのです。

3:全て他人任せ(自主性がない)
他人任せと言っても、失敗したときには全て他人任せだと言うこと。失敗したときの理由だけは常に用意しておくタイプ。
自分で調べもせずに、「誰々が言っていた!」だとか「新聞に書いてあった」だとか……。失敗したのは自分の相場観が間違ったのではなく、情報発信源が間違っていたという責任転嫁が得意な人。
そして、ふた言目には「素人だから……」と言い逃れをしようとする人。相場・マーケットの世界に入ってしまえば、素人も玄人もなく同じ土俵にあがらなければ戦えないのです。非常に考え方が甘いのですよね。甘過ぎると言っても過言ではなく、疲れてしまうくらい甘い。
新聞だって情報雑誌だって「嘘」は書いてはいないのです。事実を書いているだけ。その事実が今後の相場・マーケットにどのような影響を与えるのかは、自分で考えなければならないのです。
インターネットで全世界にニュースが一斉に配信されている時代です。情報を得るための時間差は殆ど無いと言っても過言ではないでしょう。「情報が命」だと言っている人たちがやっていることは、1秒以下の世界での争いをし、そして1秒以下の世界に大金をつぎ込んでいるのです。
そんな世界の人達と同じ土俵に上がっているにもかかわらず、「誰々が言っていた」だとか「新聞が言っていた」だとか言っても時代錯誤。
情報を扱うときには情報分析能力が問われているのです。それができないのに他人のせいにしていても、進歩が無いでしょうから、獲り続けることは難しいのでしょう。

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