ドル円相場を週足・日足から検証

 

ドル円相場を検証しておきたいと思います。

トランプ相場だろうがなんだろうが、相場は上がりたいときに上がり、下がりたいときに下がるわけで、誰もが相場の前にひざまずく結果になるのでしょう。
相場をコントロールするのではなく自分自身をコントロールすることを考えた方が、利益をあげることに対しては近道だと思われます。

では、ドル円相場の週足から眺めていきましょう。
120円を目前にして4連続陰線。
この形を出してきたということは、相場自体が転換していると考えた方が無難。
相対力指数70オーバーを見せて、6週移動平均線割れとなれば、上昇トレンドと見ていても、警戒のためにドルの買い越しは軽くしておきたい。

一目均衡表の遅行線は、雲を上に見ての反落。
そのまま52週移動平均線割れ。やはり強い相場だと言うには少々無理のある形に。

目先の反発のチャンスと考えられるのは、実線が13週移動平均線に支えられる展開くらいでしょう。
買われた相場なのですから、それなりの調整が入っても不思議はなく、調整か?と思わせていたところからの4連続陰線の流れは、強気は撤退で考えたい状態。

 

日足に目を移せば、2016/12/16の高値118.39円を起点とした右肩下がりのトレンドに突入。
形が右肩下がりと判断できるのであれば、どんなポジションを持っていることが有利なのかは一目瞭然。
トランプ次期大統領が何を言おうとも、ドル円相場はドル安円高の方向に動きたがっていると言うことなのでしょう。

12/16 高値118.39円 終値118.20円
01/04 高値118.18円 終値117.98円

瞬間高値も上抜けられず、終値は超えられずの動きからの失速。
13日移動平均線割れの値動きは、弱い相場を演出しているように思われます。

一目均衡表を重ねると、実線は基準線とデッドクロス。
これだけでも弱い相場だと言えると思いますが、6日移動平均線と基準線がデッドクロス。
その下に潜り込んでいる実線なのですから、弱気をしている方が有利なのでしょう。

目先の止まり目を考えておくと、遅行線が実線に支えられて推移していることがあげられ、この形が相場を反転させる可能性を否定はできません。
デッドクロスとなったときには、そこから更に売りだという相場であり、実線が遅行線を支えるということは警戒をしておく必要があるのでしょう。

 

こうして考えてみると、目先の止まり目は目前に迫っている状態であり、警戒をしておくところなのでしょう。
日足の遅行線が実線とデッドクロスとなれば、週足の13週移動平均線。
何処で止まるのかは誰にも分からないことではありますが、今の形はドル売り円買いの形。
ドル売り円買いのポジションを増やしたり減らしたりの状態でポジションに強弱をつけて対応が望ましいのではないでしょうか?

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