後悔先に立たず
今更の話ですけど、「後悔先に立たず」とはうまく言ったもので、英国国民の後悔が始まっている模様。
後悔している人が残留に回ったからと言って、今回の選挙結果が変わっていたか?となれば、それは分からないことであって、そもそも後悔しようがしまいが、決まってしまったモノなのだから、後悔しても反省しても結果は変わらない。
【EU離脱】えっ今さらその言葉をググるの? 離脱に投票し後悔する人たち
これで世界恐慌となれば、「英国ショック!」というようなネーミングになるのでしょう。
後世にまで言い伝えられる言葉となるのかもしれません。
英国発の世界恐慌。
重たい十字架を英国人は背負って生きていくことになるのかもね?
「僕の一票が影響してしまうなんて思わなかったんです。残留するもんだって思ってたから」
別にこの方の一票で離脱になったわけではなく、英国国民の国民投票の結果なのだから、結果を受け入れないと。みんなが残留すると思っていたから、離脱に投票するというのは、何の説明にもならず……。
「キャメロン首相がやめるなんてびっくりしました。今後数ヶ月間、不安を感じ続けるだろうし、不安は大きくなってしまった。ああ、本当に心配です」
心配している暇があれば、現実を受け入れればいいのに……。
後悔したからって、結果は覆らないのに……、TV番組じゃないんだから「泣きの一回!」で再度国民投票なんてモノはないでしょうから。
そして最後に強烈なコメントが出ていました
「この話の教訓は、あなたの一票はいつも重要だってこと。い・つ・も。アメリカも覚えておいてね」
喉元過ぎれば熱さを忘れる…英国の過疎化
喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉がありますから、教訓になんてならないと思いますよ。
それでも後悔している人はまだマシ。
たぶん、二度と同じ過ちは犯さないでしょうから。
いい加減な投票をして、なんにも感じない人が多数いるでしょうし、こんな方々はEU離脱をして景気が悪化でもすれば、どうせ他へ責任転嫁するだけでしょうからね。
何はともあれ、英国のEU離脱は、英国国民が国民投票で決めたモノ。民主主義なのですから多数決で決まったモノは素直に受け入れないとね。
例え、スコットランドが英国から独立しようとも、それが、今回の投票結果だと受け入れないと。
そして、英国の若者が英国から離れてしまうってことも考えないとね。仕事がなければ生きていくために移り住むことは選択肢のひとつでしょうし、若者には未来があるのですから。
「英国の過疎化」ってこともあるのかな?それも含めての国民投票だったのだから仕方がないですよね?
EUはここからの舵取りが非常に難しいのでしょう。ソフトランディングを目指しつつも、英国に対してはそれなりの責任を背負ってもらうってことになると思います。
進むも地獄、退くも地獄
でも、英国の通貨はポンドのまま。これだけは良かったですよね。
諸外国と一緒なのはEU内でのルールだけでしたから、良かった。
って言っても、「EUが英国の離脱を認めない」って選択肢もあるんですよね(笑)
今後の交渉は英国にとって不利となることは想像に難しくはないのでしょう。何故ならば、ここで英国有利に事が進めば「EUを離脱するのは簡単だ!」との印象をEU加盟国に与えることになりますから、英国にとって大変不利な条件提示が求められるのでしょう。
隣人が町内会から抜けるのとはわけが違うってことなのかも?
世界経済を不安に落とし込んだ今回の「英国EU離脱」は、誰にとっても幸福はないのかも知れませんね。