フィンテックだとか、ブロックチェーンだとか、なんだかよく分からない単語をよく見かけますが、デジタル技術の進歩凄まじいものがあるようです。
仮想通貨だの何だのと、ちょっとやそっと勉強したところで理解などできやしない。
「まぁ、この歳になって、新しいモノをどうこうしようなんて思わないよ……」とおっしゃる諸兄諸氏。もしかすると携帯電話やスマホのようにデジタル金融が普通の世の中になってしまうかもしれませんよ。
「体内Suica」で乗り放題! スウェーデンの鉄道が新システムを導入
「スパイ映画の世界の話だろ?」というような話になっています。体内にマイクロチップを埋め込んで、そのマイクロチップを読み込んで電車に乗れちゃうって……
スウェーデンの国営鉄道会社SJが最近、新しい料金支払い方式の導入を発表した。車内検札時に、乗客の手に埋め込まれた認証チップをスキャンすることで、乗車料金を徴収する。
ものの見事に映画の世界の話です。それが現実するまであと僅か?スマホ1台で買い物などもできてしまう時代ですから、それを体内に埋め込めれば完了となるわけで、実用化はすぐそこまで来ているのかもしれません。
ドラえもんの道具だって、鉄腕アトムの世界観だって現実のものとなりかねませんし、既にバック・トゥ・ザ・フューチャーのスニーカーは現実のものとなっていくるらいですから。
テクノロジーなどは専門分野ではないし、さっぱり分かりませんので、あまり突っ込むことをせず、お金が必要なくなる時代が到来したら、どんな世の中になるのか?ちょっと考えてみたいと思います。
デジタル決済の分野で、スウェーデンは世界有数の先進国だ。現金払いは全決済のわずか2%で、残りの98%はクレジットカード払いや電子モバイル決済となっている。なおアメリカの現金払いは33%、日本は50%だ。
記事の内容によると、決済で利用されている現金は日本で50%。スウェーデンや米国に比べれば、非常に低い利用率ですが、それでも50%の決済は現金を利用していないと言うことです。
現金を必要としない世の中が半分まで来ているということ。
と、いうことは決済でキャッシュレスが進んでいるということ。現金を持たずに、クレジットカードやデビットカード、モバイル決済のためのスマホだけを持って外出しても、何ら困らない時代になっているのでしょう。
今は50%程度ではありますが、この先もう少しキャッシュレス化が進んでしまうと、現金決済だけのお店が取り残されることになりかねません。現金を持ち歩かない時代になれば、現金にしか対応してない店舗には行けないと言うこと。
60%とか70%までキャッシュレスが進んでしまうと、完全に大多数。個人商店で豆腐を買うにもスマホで決済なんて時代になってしまうかも?すると、デジタル化に対応できない店舗は、苦しい時代になるかもしれません。
利用側からすれば、レジで小銭をかき集める行為がなくなり、スーパーなどではレジに並ぶ時間が短縮されるかも?
そして、何処で何を購入したのか?WEB上で確認することができるでしょうから、家計簿をつける行為が楽になるから、無駄遣いが減るかも?FPの仕事が激減?(笑)
ただ、今でもカード破産なる言葉があるくらいですから、WEB上で支出を確認できても破産となってしまう方は、増えてきてしまうのかもしれません。
給料が銀行口座への振込⇒銀行口座内でのやりとりのみ⇒貨幣に触れる機会なし
数字上のやり取りだけになってしまいかねませんから、お金のありがたみというモノがこれまで以上に希薄となるのでしょう。
と、いうことはこれまで以上に、お金に対する知識を備えていないと、お金を蔑ろにしてしまいあとで痛い目にあってしまうことも……。
物質的に便利になる分だけ、自己責任の度合いが高くなり、精神的に面倒な世の中になるのかもしれません。
そのうち、現金でのやり取りが怪しまれる時代になるかもしれないし、税金を誤魔化そうとしてもできなくなるのかもしれませんよ(笑)