給付型奨学金はどんどん増えれば良いと思っています。一般的な見解なのかもしれませんが、子どもは国の宝ですし、きちんとした教育を受けさせれば、それだけ立派な大人が多くなり、最後には多くの税金を納税してくれるでしょうから、国が先行投資をすると考えれば問題ないと思うのですが、なかなか実現しません。
給付型奨学金ができれば、教育費の軽減となり、少子化問題も改善に繋がると思うのです。ただ、高校に推薦を出させるってどうなんでしょう?それだけで決めるってわけではないと思いますが、これって問題ないですかね?
例えば、偏差値68の高校で真ん中にいる生徒と偏差値48の高校でトップにいる生徒。学力はどちらが上なのでしょう?
ようは「レベルの高い高校で推薦を取ることよりも、レベルの低い高校で推薦を取ることが簡単」だということ。
不公平が出てきませんかね?
学力以外の活動で推薦を取れるということのようですが、先生ウケの良い子とウケの悪い子、必ず出てきてしまうと思うのです。先生だって人間ですから、好き嫌いは出ちゃうんだと思うんです。先生がいいとか悪いとかではなく、先生の負担を増やさないためにも、どうかと思うわけ。
指針では推薦の条件として〈1〉各校の教育目標に沿った高い学習成績〈2〉教科以外の学校活動などで大変優れた成果――のいずれかとした。どちらを重視するかは各校が判断する。
給付型奨学金を受けるための全国一斉学力テストみたいなものを年に3~4回程度実施して、その中で1回でも一定条件の学力をクリアすれば、面接に進めるようにしたらどうでしょう?
高校側への負担を最小限にするためには、曖昧な選定基準は無くしていかないと。
もちろん、大学まで進んで勉学に励むわけですから、留年となってしまったり、退学した場合には返済義務が生じるということは言うまでもなく、遊んでいたらOUTだということは付け加えておく必要があると思います。
世の中は不公平で成り立っているとは思いますが、わざわざこれから作るモノまで、鉛筆ナメナメが出来るような状態にすることもないのではないかと思っているのです。