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徒然日記

「94.5%の有効性」の算出方法から思うこと

「94.5%の有効性」の算出方法から思うこと

世界中が「COVID-19」に侵され、日本では「新型コロナウイルス」という名で幅を利かせているわけですが、世の流れと言いますか、全てが「COVID-19」で片がつくのですから、困った状況ではあります

そんな中、ワクチンの開発が日々進んでいるようでして、医療従事者の方々には感謝感謝の雨あられでございますm(_ _)m

先日も「94.5%の有効性」という謳い文句でモデルナ社が発表をしました
その前にはファイザー製薬が「90%以上の有効性」と言っていました
素晴らしい数字ですが、まだフェーズ3治験段階
それでも素晴らしいことには違いないわけです

が、この94.5%だとか90%と数字は何を意味しているのか?をご存知でしょうか?
単純に94.5%とか90%とかって聞くと、すごく高い数字であるということは分かるのですが、「何を何で割って100を掛けた数字なのか?」
そんな疑問が湧いてくる私って、変わっているのでしょうか?

モデルナ社の例をあげると、今回のワクチンを投与した被験者を約1万5千人、偽薬を投与した被験者1万5千人を用意したと
一定期間が過ぎたときに、COVID-19に感染されてしまった方々が95名いらっしゃったと
その内訳が、ワクチン投与者5名で偽薬投与者が90名だったと

5名÷90名×100=5.56
100-5.56=94.4%

これが94.5%の計算式
そして、この95名の中で重傷者が残念ながら11名いらっしゃったようですが、全てが偽薬投与者だったと

まぁ、感染者の数字が小さいので、まだまだだということなのでしょうが、ここまで来て、「チョット待って?」となりませんか?

私はものすごく引っかかるんですよ
何が引っかかるって
偽薬投与者1万5千人で感染者90名ってことですよね?
ってことは感染率が0.6%だってことですよね?
感染速度が早いとか、いろいろな条件とかあるのでしょうが、感染率0.6%ってこんな状況の感染症に怯えているの?と思うとなんだか情けない

もちろん、感染症などなくなるに越したことはないし、ワクチンの有効性の実験にケチを付けているわけではありません
感染率がこんなに低いモノに怯えている自分が情けないと

そして、ワクチンに関して感染症や医療の専門家からの話を聞けば、ワクチンの有効性の数字は素晴らしいけど、この先が問題だと
世界中からせっつかれているから、検査を急ぐあまり、見落としが出てきてしまうかも知れないと
そして、市場にワクチンが出回るには早くとも年明けになるだろうと
これが年内に出たときにはちょっと疑問が出ちゃうとか

ただ、ファイザー製薬のワクチンもモデルナ社のワクチンも、体内にウイルスを投与する方法ではないから、安全性は高いと言われていると言うことは言っていました

身を守るための手洗いとうがい、そして、感染を広めないためのマスクの着用で、だいぶ防げるらしいですから、小さいことからコツコツと治療薬が出来るまで慌てずにのんびりと過ごしましょ!

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