豊洲市場の地下水から環境基準の100倍のベンゼンが検出。これが確定値といっても過言ではないと言うこと。これで「これまでの検査報告は何だったの?」という問題が確定したのでしょう。
連想ゲームではありませんが、どんなことがこれまでに言え、どんな問題点があるのでしょう?
1:豊洲市場の地下は汚染されている。
2:汚染されていないと言っていた検査結果は癒着?
3:盛り土が無くなった分の資金は何処に?
4:豊洲市場の建築は高級ホテルよりも高額なのは?落札に不正はない?
5:豊洲市場ありきということは、築地市場移転ありきだということであり、何故、築地の土地を売却する必要があるのか?
6:環状2号線がはどうなる?
7:環状2号線が繋がらないと、東京五輪の選手村は?
まだまだあると思いますが、ほとんどが東京都の問題であり、1道2府43県の方々は情けない東京都の姿を笑ってワイドショー的に眺めているのでしょう。
そもそもと言うか、すべてが政治家と企業と役人の問題。
そして、この関係の中に不正があったり金銭の授受があればアウト。
不正がなく公平な入札であり、金銭の授受も許されている範囲内ならば、どんなに真っ黒に近いグレーであってもセーフ。
で、現段階で豊洲市場は出来上がっており、東京五輪の開催は決まっているモノ。
政治と企業と役人が人と人の付き合いの中で出来上がってしまったモノならば、仕方のない部分も無いことはないけれども、都民にだって人である以上、感情というモノがあるわけで、白黒をハッキリつけてもらわないと納得の行かないモノもある。
何事もなく、チャンチャンと締め括りたい政治と企業と役人は、築地市場は速やかに豊洲市場に移転し、環状2号線を繋げて東京五輪を開催したいのでしょう。
しかし、豊洲市場に移った時点で、豊洲の商品を買わない心理が都民には出来上がりつつある。
記憶にある限り、良い悪いとか、安全・危険と言うことを別にして、カイワレを食べない心理から、福島の商品を購入しない心理が人の心の何処かにはあるわけで、時間を掛けないと平常に戻るのは難しい話。
こういう歴史があるにもかかわらず、豊洲市場をオープンすることが都民の利益になるのか?
政治・企業・役人のアウトの部分を証明できるのならば別だけれども、イタズラに時間だけを費やしてもあまりいいことはない。
時間をかければかけるだけ、万が一、不正を働いていたとしても証明することが難しくなり、都民に不利益になるだけ。
損切りするところは損切りをしないと、未来の利益がなくなってしまうことに。
ただ、2017年7月2日以降でないと、すべてを決めないのでしょう。
何故ならば、都議選が2017年7月2日なのですから、これを超えてからすべてが決まってくるのでしょう。都民のことを第一に考えるのならば、さっさと道筋を決めて発表をしているでしょう。
しかし、私が長であっても、自分にフォローの風を感じているのならば、それを最大限に活かすことを考えます。この辺が政治の本音と建前なのかもしれません。