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自公民圧勝で買われるドルと日経平均株価。怖い時代へ本格突入か?

自公民圧勝で買われるドルと日経平均株価。怖い時代へ本格突入か?

自公民で310議席を突破し、2/3以上を確保。これで憲法改正に現実味が……と、言っても、国会を通っても国民投票があるのですから、憲法改正ができるかどうかなんてわからないんですけどね。
世界の流れを考えてみて下さい。クリントンが負けてトランプが勝利し、イギリスはEUを離脱です。
誰が事前にこんな状態を予測しましたか?憲法改正がスムーズに行くかどうかは、分かったものではないと思われます。

が、自公民で310議席を突破したことは、政権の安定を意味するのでしょうから、金融マーケットにとってはありがたいこと。
月曜日の朝からドル円はドル高円安に推移し、株式はオープンから買われています。

これまでの政策を継続するのでしょうから、これまでの流れを追う形を考えれば良いのでしょうが、これまでの政策ってアベノミクスです。なんだかんだと言っても、株価を上昇させて為替を円安方向に持っていき、低金利を実現しています。
これをやってのけているのですから、凄いことだと思います。

ただ、冷静に考える必要があると思われます。アベノミクスは何が良いのか?と言うことを。アベノミクスが現段階で褒められる点というのは、日銀の異次元金融緩和政策だけ。
ようは、異次元金融緩和政策だけで株価を上昇させ、円安に持っていき、低金利を実現させているわけです。

自分で紙幣を製造し、株式(ETF)を買い上げ、低金利実現のために国債を買いまくる。日銀に紙幣を作らせて、日銀に債券を買い取らせているのですから、洒落にならない政策です。
しかも、株式を買い上げているのですから、民間企業の株主が日本政府に……
すべての民間企業が実質的に国営企業に(笑)

今はいいです。日銀の異次元金融緩和政策が言うことを聞いていますから。しかし、いつまでもやっているわけには行きません。
反則技をいつまでもやるというのは、よろしくないでしょ?
今の段階ですら、日経平均株価を1000円から2000円分は日銀が買い上げていると言われているのですから、手を引いたときにはクラッシュが起きても不思議なし。

実態のないようなところで買われている株式市場から、買い方の本丸が消えたときには、あっという間にクラッシュとなるのでしょう。金利だって分かったものではありません。低金利維持のために、グレーゾーンを攻め続けるのか?続けなければ立ち行かない日本経済になっていると思われ、すると、株式市場からの撤退だって簡単にできる代物ではないということになるのでしょう。

消費増税が待っていますが、こんな状態でできるのでしょうか?にしても、増税を認めるような国民が多いことに驚くばかり。増税の前に構造改革をやらないことには、納得がいかないように個人的には思うのですが、消費増税は決まっていると納得している国民性にはびっくりするばかりです。

日銀の出口戦略はどのようになるのでしょうか?
楽しみではありますが、非常に怖い時代になるのかもしれません。

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