為替だとか株価は、景気の先行指数的な意味合いがあると言われていますが、為替や株価が景気を気にしながら動いていると思いますか?
もし、景気動向を気にして動いているのならば、景気の悪くなるような動きにはならないでしょ?
みんな景気が良いほうが良いに決まっているのだから……
為替や株式に参加している投資家や投機家のほとんどは、「景気動向などよりも自分の利益が優先」なのでは?
綺麗事だけでは話にならないし、机上の空論とまでは言いませんが、一握りの頭の中での絵図通りに上手く行くわけがないと思うんですよね。
もし、一握りの頭の中で思い描いた絵図通りに動くのならば、FRBやら日銀やらの金融政策だけで、景気だってよくなるわけ。
ようは、流れには逆らえないってこと。
どんなに偉い人が何を言っても、自然の流れには逆らえないってこと。
まずは日経平均週足。
2015/10/02の安値16901.49円から2015/12/04の高値20012.40円までの上昇に対する下げ幅を考えると、目標となってくる数値が……
①15713.12円
②15346.04円
③14978.95円
④13790.58円
2016/02/12の安値が14865.77円であり、14978.95円の近似値。
RSIを見れば30割れのようですから売られ過ぎの水準。
止まり目として機能しても不思議ではない状態。
次に日経平均日足。
2016/01/21の安値16017.26円から2016/02/01の高値17905.37円までの上昇に対する下げ幅を考えると、目標となってくる数値が……
①15296円
②15073.21円
③14850.41円
④14129.15円
14850.41円という数値は2016/02/12の14865.77円と近似値。
週足同様、RSIが30割れであり、止まり目として機能しても不思議ではない状態。
皮肉なもので、パニックになると天底をつけるのが相場。
そして、年金基金の運用などが問題視されてくると底になるから面白い(笑)。
底となるかどうかなど誰にも分かりませんが、底となってもおかしくない形であり、十分反発するだけの値段を出してきたという事になるのでしょう。
上昇の形ができているわけではなく、喜んで買える形ではありませんが、止まっても何の不思議もない状況だと言えるかと。
そして、個人的な見解であり最終的な売買の判断はご自身でお願い致します。
値動きに踊らされませんように。