けせらせらFP事務所

問題は解決されるために生まれてくる!

寄付 徒然日記

返礼品目的に納税地を移動するのが、ふるさと納税でしょ?

返礼品目的に納税地を移動するのが、ふるさと納税でしょ?

ふるさと納税というシステムは、非常に素晴らしいものだと思う。もちろんネーミングは別。このネーミングには違和感だらけ。
全くふるさとと関係のないところにも寄付?ができるシステムは変だし、そもそも寄付ではないし……
寄付という名のものとに、返礼品目当てに納税地を移動しているだけ。

返礼品目当てに納税地を移動させることは全く悪いことではない。そういうルールなのだから、ルールを作りあげた方々の甘さが招いた結果。
システムは素晴らしいのにルールが甘い。

ふるさと納税に23区悲鳴 「207億円消える」新年度見込み減収額6割増

潤っている区ならばいざしらず、そうでない区ならば、致命的な数字となると思われ、ふるさと納税をした人は、自分の住まいでの行政サービスの質が落ちることを覚悟しておく必要があるのでしょう。

幼稚園を作れ!でもふるさと納税はする。
これだと都合が良くなってしまう話だと自覚する必要あり。

しかし、ふるさと納税というシステムがあるのだから、活用して当然だろうし、納税地を移行するだけで、場合によっては移行した金額の半分くらいの金額の品物が届くのだから、ヤメられません!下手な投資をするよりも投資効果は高く、もちろん、ヤメる必要もない。

このふるさと納税というシステムは、ちょっとでも縛りをきつくしたら、一気に衰退してしまうんでしょうね。
だって、寄付が主体ではなく、返礼品目当てなのですから、「返礼品は寄付額の1/5まで」だとか、「自己負担額を2000円から2万円にアップ」とかにしてしまうと、一気になくなってしまうのかも?

こう考えると、素晴らしいシステムだと思っていたことが誤りで、人間の欲だけを煽ったシステムを作り上げてしまっただけなのかも?

それにしても、ここまでくれば出の多い自治体は、食い止めたいのならば仁義なき戦いで挑むしかないのでしょう。
出ていく金額の多い自治体は、独自に「ふるさと納税をした金額に対して30%の税金を課す」とか「ふるさと納税をしなかった人たちには税額に対して10%分の区内で使える商品券で還元する」とかやったら、相当食い止められるのでは?入りを増やしたいのではなく、出を少なくするためなのだから、仕方のない行為になるでしょ?

返礼品の過熱競争云々を嘆いたところで、立場が変われば正義も変わる。出ていく金額が洒落になっていない自治体はルールの範囲内で、ふるさと納税そのものを消滅させる勢いで暴れまくらないと、搾り取られ続けるだけになるのでしょう。
入り勘定の多い自治体は、適度なところで自主規制をしないと、システムそのものが消える覚悟が必要なのだと思っています。

コメントを残す




CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事