お金は使ってしまうことは簡単でも貯めることは難しい。
どんなに稼いでいても、使ってしまえばなくなるわけで、大抵の場合、貯めることを意識しないと、お金を貯めることは難しいのでしょう。
例えば、現在より5割増しの収入になったとしましょう。5割増しになれば、貯蓄もできると思いがちですが、5割増しになれば5割増しになったで、出費はかさむものです。
気を緩めてしまえば、生活ステージが5割増しへ引き上がってしまいますから、貯蓄なんて難しい。
これは住宅ローンを組んでマイホームを持つときと一緒。
「嫁がパートに出て5万円は入れてくれる予定ですので」
5万円を家計に入れることと、5万円稼ぐこととは別。
5万円を家計に入れるために、どのくらいの時給でどのくらいの時間働かねばならないのか?
その計算をしないと、取らぬ狸の皮算用ということになります。
節約だけに目を向けても、単純に節約だけをしていれば、相当なストレスを感じてしまう方も多く、途中で投げ出し気味に。
「節約をしてお金を貯めたところで、一体どうなるのだ?」と一瞬の魔が差せば、あっという間にこれまで貯めていたお金を使い果たしてしまいます。
お金を使うことなんて、本当に簡単ですよ。
5年・10年掛けて貯めたお金なんて、あっという間に使えるのですから。
どうすればお金が貯まるか?
簡単な答えは、「使わなければ貯まる」と言うことなんです。
収入よりも押させた支出ならば、残った分が貯蓄に回せるということ。
非常にシンプルなことなのですが、非常にシンプルなことを複雑に考えてしまうから難しくなる。
できる限りシンプルに考えて、収入増と節約を楽しむ余裕を持って、頑張ってみて下さい。
自分のことを「一般庶民」だと思っている方々が、せっせと貯蓄に回ったところで、一般庶民よりも上のステージで生活をしてくれている方々がお金を使ってくれないことは、日本経済にとって何の影響もありませんから!