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豊洲市場移設は東京五輪ありきで片付けられてしまうのか?

豊洲市場移設は東京五輪ありきで片付けられてしまうのか?

豊洲新市場は問題だらけのようですが、「安全に対する問題」なのか?それとも「モラル的に問題」なのか?ということで考えて行かねば問題が混乱するばかり。
安全に対する問題がないのならば、豊洲市場を開場しても問題なく、只でさえ1日700万円の費用が掛かるということですから、安全の確認を急いで貰わないとならないのでしょう。

豊洲盛り土問題 空洞に地下水漏出か 築地移転判断ずれ込みも

盛り土を行っていなかった部分があったということですが、この「盛り土」がどうしても必要なのか?ということが第一でしょう。既に建物ができているのですから、盛り土をしていなかったということで「安全が保証できない」となれば取り壊しになるのでしょう。危なくて仕方ないですから。

逆に「盛り土」が無くても安全性に問題がないと言うことならば、まったく問題ないということです。安全に安全を重ねるための盛り土ならば、安全だけがあれば問題はないのですから。

 都によると、食品を扱う水産卸売場棟▽水産仲卸売場棟▽青果棟-など主要な5棟については建築設計を行う際、配管などを通すため床下に約4・5メートルの地下空間を設ける必要が生じたため、実際には土壌を除去しただけで、盛り土は実施しなかったという。

都は5棟の床下に厚さ35~45センチのコンクリート層を設けたことなどを理由に「安全上の問題はない」としているが、汚染対策の専門家への意見聴取などはしていなかった。

 

4.5メートルの盛り土が無いことによる安全性の確認をしていないようですから、この調査が先なのでしょう。そもそも2メートルの汚染土壌を削っただけで安全なのか?ということです。それだけで問題がなければ問題がないのでしょう。

 

豊洲市場土壌

ただ、気になるのが4.5メートルの土を盛るということの内訳。2メートルの土を削ってそのままであるという状態の説明になっています。2メートルの土を入れ替えて、2.5メートルの土を盛って安全に安全を重ねるということのようだったのですが、2メートルの土を入れ替えせずに2メートルの土を除去しただけ。これで果たして安全なのでしょうか?土壌に関しては問題なくても、建物に対しても平気なのでしょうか?
岩盤に杭を打てば問題ないのかもしれませんが、豊洲の歴史からして、2メートルの土の除去だけってちょっと怖いですけどね。

ガス工場操業時の地盤面の下2メートルまでの土は、きれいな土壌と入れ替えます。
その上に厚さ2.5メートルのきれいな土壌を盛ります。
ガス工場操業時の地盤面の下2メートルより下の土壌から、環境基準を超える操業に由来する汚染物質を取り除きます。

豊洲新市場予定地の土壌汚染はどうするの?

2メートルの土壌除去で済むのか?2メートルの土壌入れ替えが必須なのか?専門家の見解を待たねばならないのでしょう。土壌の専門家だけではなく、建築の専門家の意見も必要になってきてしまいます。

 

安全の問題で安全が確保されたのならば、移設するしか無いと思いますよ。豊洲市場はズラすだけズラしても問題ないのですが、個人的には好ましく思っていない東京五輪の開催がありますから、築地の土地を確保しないとならないのでしょうからね。
それにしても、何故に環状2号線が必要なのでしょうかね?晴海通りがあるのに……

築地市場移転問題は豊洲市場の土壌汚染が問題ではなかった!?

上記のエントリーのときには、都のやっていることは問題ない行為だと思っていましたが、情報を隠されていたのではどうにもなりません。
モラルの問題だけになったときには、誰にどうやって責任を取らすんでしょうかね?お得意のトカゲの尻尾きりで、現在の課長職が責任を取らされてしまうんでしょうかね?

やってしまったことに関して、長い時間ウダウダと言っても取り戻せませんから、仕方がないと諦めるしかないのでしょうが、豊洲の安全性だけはきちんと確保してから、移設はしてもらいたいものです。
東京五輪ありきの移設という意識は、日本中で捨てないとならないと思いますよ。少なくとも豊洲市場を利用する地域の人は、妥協すべきところではないと思います。

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