白黒ハッキリとつけたがる世の中のようで、個人的には白黒ハッキリつけることに肯定的なのですが、なんでもかんでもと言うことではなく、白黒ハッキリとつけなければならないこと、例外を認めてしまうと後々問題になりそうなことに対しては、例外を認めず、対応策を考えるということが必要だと考えています。
白黒ハッキリとつけると言うのは、少数派意見を完全に黙殺してしまうようなことになり、好ましいことではないと思っていて、やはり対応策を考える必要があるのだろうと。
だいぶ話題になっていますが、「そこまでするの?」と思いながら眺めていました。
何度染めても地毛が黒くなければ、もとに戻ってしまうのでしょうし、髪の毛をボロボロにするまで染めさせるって……
普通染めれば、下から地毛が生えてきて、茶に染めていれば時間が経てば根本が黒くなるから染めているのが分かる。
今回の場合は逆に下から黒毛じゃない髪の毛が生えてきているのですから、染めて黒色以外の髪の毛にしていないことがわかると思うのです。
が、ここまでやったのですから、それなりの理由があったのであろうと推測させられます。
そもそも髪の毛を染めてはいけないというのに、黒く染めさせる事自体が矛盾。
ならば、頭髪は黒以外認めないとしておけばいい話。
ハーフの子どもや外国人の子どもの入学はほぼ不可能となるのでしょうが……
「校則だから」だけではない何かがあったと思うのですが、それでもやり過ぎはよろしくない。
もちろん、現場に居たわけではないし、報道されている情報を聞きかじっているだけですから、本質が見ていない部分があるかと思います。
しかし、こういう問題って今の日本の縮図なのではないでしょうか?
白黒だけをつけたがるという、良いんだか悪いんだかわからないですが、決めっ放しの状態。
白黒だけをつけるのならば、裁判でハッキリとさせればいいわけで、民間人ができるようなことではないと思うのです。
そして、裁判では出来ないことを民間でやっていく必要があるのかなぁと。
言葉が悪いかもしれませんが、負けた方を救うのは民間であり、弱者救済ということになるのかもしれません。
負けたらから弱者だということにはならないのかもしれませんが、適当な言葉が見つからないのでこういう表現にさせてもらいます。
人に迷惑をかける行為はもってのほかなのかもしれませんが、髪の毛を染めて他人に迷惑がかかるのかどうか?
そして、かかるとすれば、どのような点が他人に迷惑をかけているのか?
何処にでもルールと言うものがあって、そのルールを破れば罰せられてしまうということを、きちんと理解して貰う必要があるのでは?
そんな時間は先生方にないのかもしれません。生徒と膝を突き合わせて話す時間が今の先生方には与えられていないから、杓子定規に押し付けてしまう状態になるのかもしれませんが、そんな時間を先生に取ってもらえたりするとありがたいし、先生方だけで無理ならば、地域でやって行く必要があるのではないでしょうか?
核家族化が進んで、両親共働き。先生方は雑務で忙しい。そんな中で子どもにルールだけを押し付けても、子どもに理解してもらうのは難しいでしょう。
放課後、シルバーの方々が、子どもたちの話しを聞いて、人生経験から得た知識などを語ってもらえるそんなコミュニティがあると、良いような感じがするのですが。
白黒だけをはっきりとさせてしまうのは簡単なことです。
でも、そこに心があるのでしょうか?
心のないところで子どもはすくすくと育ってくれますかね?