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消費税率10%へ引き上げに賛成過半数って……国に頼っているの?

消費税率10%へ引き上げに賛成過半数って……国に頼っているの?

アンケートなどというモノは、質問の仕方で結果がだいぶ変わってくるのでしょうが、このアンケート結果には驚き。

消費税率10%への引き上げ肯定派が過半数に FNN世論調査

 

2019年10月の消費税率10%への引き上げに「賛成」と答えた人は、半数を超え(53.6%)、「反対」は4割(40.8%)だった。

 

消費税率10%への引き上げに対し、日本国民の半数以上が賛成したという結果。
本気で驚きです。
みんな税金を多く納めたいんですね。
世界中で税金の引き上げ肯定派が過半数になる国ってどのくらいあるんでしょう?

個人的には消費税の引き上げとなれば従いますが、消費税の引き上げに賛成なんてしませんけどね。

社会保障費が足りないから、消費税は社会保障費として使うということで、賛成なのでしょうかね?
そもそも社会保障費が足りないのは何故?
過去のことをほじくり返しても、なくなったお金が戻ってくるわけでもなく、意味のないことにになりますからしないですけど、どういう経過を辿ってこのような社会保障費が減ったのか?原因を改善しなければ、同じことが起きてしまうのでは?

社会保障にお金を回すと言っているのですから、他に回すことはないのでしょうが、「他から社会保障に1円も回せないから、消費税をもっとあげます」という言い分は成り立つ。
たぶん、過程をあやふやにしたまま税率だけを上昇させても、結局は足りなくなるんじゃないの?

TAX

消費税が2%あがっていない状況なのだから、その2%分を貯蓄していてもいいんじゃない?
消費税があがらなかった分だけ、何処かに寄付をしておいてもいいんじゃない?
過半数が賛成ならば、2%程度の上昇ならば、家計が耐えられるということなのでしょうから、無理矢理使わなくてもいいと思うけど……

万が一に備えて、貯蓄に回しておくのも手だと思いますけどね。
ですが、こんな感じで貯蓄に回せたり、寄付ができたりするような家計を、なかなか拝見できませんが……
まぁ、それだけ余裕のある方々がご相談に来られないってこともあるのでしょうけど(笑)

 

で、賛成する方々の気持ちを考えてみた。
・税金を払うのが好き
・国が困っているのだから、助けることが国民の責務だ!という志を持っている
・消費税が2%上昇すれば、社会保障が安泰になるのだから、2%の上昇は賛成する。
・消費税増税は国際公約なのだから、守るために国民は協力すべき。
などなど……

たぶんですけど、社会保障費に使うのだから、2%の上昇をすれば、自分たちの社会保障が安泰となるのだから仕方がないから賛成するってのが多いのではないかと。

ただどうなんでしょう?2%上昇したからといって、社会保障が充実するわけではないと思いますけど。
税収が足りないから、消費税増税分を社会保障費に回すと言っているだけですから。
足りなくなればまた引き上げればいいやって感じなのでは?

 

年金などの社会保障を受けられると思っていることが甘いと思う次第。
無い袖は振れないと言われればお終い。
年金などは破綻させないと言っているから、意地でもさせないのでしょうが、十分な資金が自分に供給されるかとなれば別。
しかも年金が破綻しても、受給している方々は文句は言えても、支払っている人間は何も言えないのがこのシステム。
自分の受給分を積み立てているわけではないのだから。

国に頼っているから、消費税増税に賛成しているんじゃないですかね?
国がなんとかしてくれるって……
夢を見るのは自由ですが、しっかりと家計を見直した方が現実的だと思いますけどね。

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