ふるさと納税は関わる人全部が喜ぶシステムだ!と思っていたのは束の間。
性善説で成り立つふるさと納税ですが、ルールを最大活用する人ばかりが目立ち、ふるさと納税が崩壊の危機に。
何が悪いって、ルールが悪い。これだけ。
システムは素晴らしいと思いますが、ルールは性善説が大前提。
性悪説が基本的な考えにある私にとっては「上手く行ってくれればいいけど……」という状態だったのですが、ルールの見直しに迫られている状態。
おかしなことがまかり通っているのが根本にあり、そもそも返礼品があるっていうのがおかしな話。
ですが、地場のモノを返礼品に使うのならば、地場産業の活性化にも繋がるのでしょうから、地場のモノならば良いのですが、商品券とか地場以外のモノを返礼品に使うって、自治体の品位を疑いたくなる。
そして還元率5割を超す自治体が出ているって、すごい話です。
ふるさと納税をする側も、ふるさと納税をすれば何かを貰えるし、還元率が5割の換金性の高い商品券などを目当てに制度を活用。
そもそものコンセプトってなんなんでしょうかね?
ふるさと納税で5割の還元をしてもらう人ばかりが現れ、自分が住んでいるところでは税金の流出で、これまでと同等の公共サービスが受けられなくなる。
しかし、誰もルール違反をしているわけではなく、性善説が大前提で稼働するシステムだと言うだけのこと。
自分のことだけを考える人ばかりとなり、性善説が崩れシステム自体が存続の危機。
まぁ、性善説を大前提のシステムが間違っているんでしょうけどね。
で、総務省は還元率を3割までとか、やぶった自治体はふるさと納税制度から外すとか言っているようだけど、これだけだと、納税側の抑制にはならない。
牛肉とか海産物とか時価でやられたら、3割なんて数字はあってないようなもの。
返礼品がなければ寄付をしてもらえないってのもどうかと思うけど、寄付する側の制度も変えなければ意味がない。
納税予定額の半分までとかにして、半分は自分が住んでいる自治体に納めるようにさせる。
東京都の自治体が本気になって返礼品を用意したら、地方は太刀打ちできなくなるよ。
目黒区あたりでは芸能人グッズを用意し、高額なものから品切れ状態。
考えても見て下さい。
自分の住む自治体に納税すれば、自動的に2割キャッシュバックとか唱えば、出ていかなくなっちゃうよ。
キャッシュバックは露骨でマズいでしょうけどね(笑)
寄付する側の規制も掛けないと、素晴らしいシステムであるふるさと納税が崩壊しちゃうよ