日本の平均寿命は高く80歳越えになっているようです。
平均寿命と言うのは0歳時の平均余命。
厚生省発表の平均余命を見てみると……
平成27年発表で0歳男性が80.50歳で、0歳女性が86.83歳。
ちなみに50歳男性の平均余命が32.18歳で、50歳女性の平均余命が37.74歳。
50歳に32.18歳を足せば82.18歳となり、「0歳時よりも平均寿命が長い!」と言うのは早計すぎる話。
現在50歳の方の平均余命が32.18歳ですから、それまでに亡くなられている同世代の方がいるわけで、それだけ平均余命が長くなって当然。
90歳男性の平均余命が4.35歳で90歳女性の平均余命が5.66歳。
既に平均を越えているのですから、何処まで生きても不思議ではないのでしょう。
平均寿命の年次推移も出ていましたから眺めてみると、昭和22年男性が50.06歳。単純に30年伸びている計算になります。
ちなみに昭和40年生まれの男性の平均寿命が67.74歳。
昭和40年といえば1965年であり今年50歳。
50歳の方の平均余命が32.18歳ですから、現在50歳の方の平均余命は、産まれた時と比べると15年ほど伸びていることになるのでしょう。
さて、問題は老後です。
嫌でもやってくる老後。
平均余命を照らし合わせて考えれば、だいたい80歳くらいまでは生きることが可能なのでしょう。
そうなれば80歳まで生活できる資金の確保が必要なのでしょう。
そして、ただ生きているだけでなく、健康であったほうが良い。
健康に生きていられる余命と、平均余命とは別。
なるべく健康で最期を迎えられるようにしたいものです。
1:老後資金の確保
2:健康余命のための体づくり
年金が危うい時代ですし、一寸先が読めない時代。
現役時代から常に考えておきたい課題のようです。