世の中は知らないことだらけ。
知っているつもりでいても、知らないことばかり。
そして、またびっくりするような発表が……
平成28年度子供の学習費調査の結果について
文部科学省は、子供を公立又は私立の幼稚園、小学校、中学校、高等学校(全日制)
に通学させている保護者が、子供の学校教育及び学校外活動のために支出した1年間の
経費の実態をとらえる「子供の学習費調査」を、平成6年度より隔年で実施しています。
今般、平成28年度の調査結果がまとまりましたので、公表します。
文部科学省が公表していますから正式な統計と言うことになります(こちら)
一体どのくらいの金額になっていると思いますか?
このくらいの学習費があれば、子どもが育てられるという参考になりますから、ちょっとイメージしてみて下さい。
幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間,全て私立に通った場合の学習
費総額は約1,770万円と,前回調査から変わらず。全て公立に通った場合(約
540万円)と比べた場合の差は,前回から減少し3.28倍となった。
ですって……。
私立に通わせてしまうと1770万円が必要。公立に通った場合でも540万円が必要。
まぁ、15年間ですから、1770万円を15年で割ると118万円。
公立の540万円を15年で割ると36万円。
「掛かるわなぁ~」と他人事のように考えずに、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
私立の年間118万円ということは、月に10万円。
公立の年間36万円は、月に3万円。
こういう感じになるわけです。
生活費とは別に、教育費として公立に子どもを通わせるためには、毎月3万円が必要だということ。
子どもがいれば固定費となるのでしょうね。
で、よーく見直してもらいたいのですが、これは高校までです。
その先の専門学校やら大学やらの費用は入っておりません。
高校より先は、それぞれの専門性によって費用が変わってくると思われるため、平均値を出しても乱暴な平均値となってしまう可能性あり。
何にしても、子ども1人を育てるには、費用が掛かるということ。
子ども2人となると単純に倍の費用が掛かるし、3人ならば3倍。
助成金などを活用できる方は上手く活用して、無理のない家計を作らないとですよね。
時間を味方につける家計。
考えた方がいいと思いますよ。