トランプ新大統領の誕生となるようで、これがトランプショックと言われているようですが、米国が内向きの経済政策だけを取り続けることは不可能だと思われます。
何故ならば、米ドルは基軸通貨だから。
経済政策を内向きに転換させてしまうということは、基軸通貨の放棄ということになるのでしょう。
金本位制度ではなく、信用経済で成り立っている現在の金融経済。米ドルが基軸通貨でいられるのは信用があるから。
経済政策を内向きに変えてしまえば、信用維持が難しく、基軸通貨からの脱落となるのでしょう。
第二次世界大戦で多くの国民の血を犠牲にして得た米ドルの基軸通貨。
米国が簡単に放棄するとは思えませんが……
しかし、何が起こるかわからないですから、米国の基軸通貨放棄というオプションも考えておく必要があるのでしょう。
もし、基軸通貨の放棄ということで進むのならば、そこに日本のチャンスは転がっているのでしょう。
基軸通貨を円にする。
とにかく円を刷って刷って刷りまくって、世界中にばらまく。
中国よりも先に世界中にばらまく必要があるし、世界中にいい顔をする必要があるのでしょうが、基軸通貨が「円」になったときには、日本に大きなチャンスが訪れるのでしょう。
中国に基軸通貨を奪われたときには、最悪です。
経済指標等の発表がデタラメだと言うのに基軸通貨になった暁には、金融経済が崩壊し世界中がパニックになるのでしょう。
グローバル化社会となっている昨今、基軸通貨を握った国が有利であることは明らか。
基軸通貨を奪いに行くことをしないとならないのでしょう。
しかし、この基軸通貨ですが、もしかすると、仮想通貨に変わってしまう可能性も否定しきれません。
どの国も信用ができないとなれば、仮想通貨でグローバル化してしまった方がスムーズであるということになりかねません。
所詮、各国の紙幣は紙切れ。
仮想通貨に変わったところで何の不便もありません。
ユーロはユーロ圏で流通している国をまたいだ紙幣ですが、仮想通貨世界中を駆け巡る世の中になるのかも?
日本はトランプ新大統領を歓迎し、もし、基軸通貨を放棄する外交をしてくれるのならば、基軸通貨を奪う外交を虎視眈々と狙って動くべきではないでしょうか?