けせらせらFP事務所

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徒然日記

みんなが損をする加計学園問題

みんなが損をする加計学園問題

誰も得をしないことに対して、真相究明をしたところで……と思うのは、私だけなのでしょうか?
そこに何らかの犯罪性があれば別ですが、犯罪性がなくただいたずらに好奇心からだけで真相究明をしたところで、傷つく人が増えてしまうだけ。

加計学園問題って、一体何がしたいんでしょう?
先にお断りしておきますが、個人的に与党派とか野党派とかって言う意識はありません。自分の考え方にあっている方を支持するだけです。ですから、責め続けられている与党をかばうつもりは一切ありません。
しかもあんまり政治の話とかは好きではないのです。ならば「書くな!」という話なのですが、ただ、ちょっと危険な方向に進んでいるのではないかと危惧しているのです。もちろん、上からこんなことを言える立場の人間ではないのですが、踊らされている人たちって結局……って感じなので、いち早く大切な部分を見つけてもらえたらと。

そもそもですが、怪文書?的な文章があるのか?それとも無いのか?その辺が話の中心になってしまっている昨今。文部科学省も文章があるのか?ないか?の再調査をするということのようですが、これって大事なんでしょうか?
国民の知る権利が守られると言いますが、知ったところで誰の利益なりますか?国民の利益になるのでしょうか?知りたいという欲求を満たされるだけではありませんか?

私は本当に文章があろうとなかろうとどっちでも良いと思っています。そろそろ幕引きをしないと、不必要に傷つく人が増えてきてしまう可能性がありますし、意味のないことで時間を費やすのは国民に対して不利益なのではないでしょうか?

文部科学省の再調査で文章があったとしましょう。安倍首相の責任問題となりますか?というか「責任を取ります」という安倍首相のひと言からこれだけ大きくなっているのですから、何らかの責任は取ってくれるのでしょうが、「結果的に嘘を言ってしまいました。ごめんなさい」という言葉を聞きたいのでしょうか?それとも内閣総辞職を狙っている?

安倍首相の責任問題を追求するにしても、こんなことをわざわざ首相の耳に入れないでしょう。そうなると、首相に伝えなかった誰かのクビが飛ぶのでしょう。また、内閣総辞職となった場合、これだけ世界各国でテロなりが起きているときに、内閣の空白の時間が生じます。いきなり総選挙にでもなれば、全く機能しない政府になってしまいます。
そして、大事なのは、文章を公にした人です。この人はどうなるのでしょう?新聞社や民進党の議員に文章を渡した人です。普通に守秘義務違反です。今はヒーローっぽい感じでしょうが、文章が本物だと認定されてば提供した犯人探しになります。ヒーローが犯罪者になってしまうことを前提に国民の知る権利を主張しているのでしょうか?

政府に犯罪性があるのならば別です。そして、国民に不利益な行為をしているのならば別。徹底的に真相究明をすべきであり、処罰せねばなりません。しかし、戦略特区の中で起こっていることに対して、犯罪性はないと思われ、今の段階では金銭のやり取りすら出てきていません。

「首相の友人の学校法人だから」とか「責任を取ると言ったから」とか、これって子どものケンカでしょ?首相の友人でなければ関係のない話になるし、言った言わないの水掛け論的なことに時間を費やして、国会議員の方々はこういういちゃもん的なことで騒いで時間を潰しお給料を貰う仕事なのでしょうか?

もっと冷静になれば、文部科学省に文章があるのか?ないのか?っていうのは、文章が存在しているかどうかの証拠であって、加計学園問題とはズレている状態。
本筋を冷静に眺めてしまえば、守秘義務違反を犯してまで公表する文章かどうか?と言うことです。

もし、本当にとことん真実を追求したいのならば、文部科学省に問いただすのではなく、新聞社と民進党の議員が情報ソースを引っ張り出せば良いだけの話なのです。その人の人生はめちゃくちゃになるかもしれませんが……
まぁ、文部科学省が再調査に応じたという時点で、情報ソースの特定が行われて、人身御供的な感じになってしまうと思いますけどね。

内部告発なんて正義感から行動するのでしょうから、道義的には誉められるべきこと。ましてや今回のような政府の闇を暴くようなことならば、ワイドショーが大好きな国民の層は、「政府=悪」という図式を立てて、悪者退治をしている方々を外野から応援するのでしょう。

ですが、現段階では法を犯しているのは、リークをした人物だけです。悪者退治をしようとしている人が犯罪者なのです。これってどうなのでしょう?それでも知る権利があるというのならば、とことん暴けばいいと思いますが、やっぱり誰も得をするとは思いませんし、みんなで損をすることになると思います。

ここで上手く幕引きを出来た人が、今回の件で株をあげられるのでしょう。それは安倍首相が「責任をとる発言に対して謝罪をする」ということがひとつ。
「これ以上時間を費やしても、国民に対しても失礼です。私のひと言がこれだけ大騒ぎになってしまっていると反省し、謝罪致します」などとと言って幕引きをする。
それでも野党の追求が長引くようならば、野党の株が下がるだけでしょう。

若しくは野党側から「これ以上の時間を無駄にするのは、国会議員としての仕事ではありません。言ったとか、言わないとか、あるとか無いとかで、大切な時間を費やすのは、恥ずかしいことであり、子どもたちに顔を見せられません。これだけの状況証拠が揃っていてもシラを切り通す政府に対し、どういう判断を下すのかは、国民の皆さんに任せます。そして、情報をリークして下さった方に対し危険が及ぶかもしれません。法律は情報をリークしてくれた人を守ってくれません。ですから、大切な公務の時間内での追求は辞めます。しかし、国民はあなた方の法には触れないというだけの理由での不正を許すことはないでしょう」などと言って幕引きをする。
ようは、誰が大人の対応をするか?ってことでしょう。今は子どものケンカのようですからね。
そしていたずらに傷つく人を増やしてしまうだけ。
大人ならば全体を俯瞰して、出口を探って対応しないとね!

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