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徒然日記 経済 資産運用

「風が吹けば桶屋が儲かる」ならば「原油価格が下落」すると???

「風が吹けば桶屋が儲かる」ならば「原油価格が下落」すると???

人は何故、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連想ゲームが好きなのでしょう?
こじつけもここまでくれば……というものも目立ちますが、好きなモノは仕方がないし、それで大金が動きトレンドを作り出してしまうのであれば従うしかないわけで……

原油価格が下がっている状態が続いていますが、原油価格が下がって誰が困るのでしょう?単純に産油国だけとなります。日本は輸入国ですから、原油価格の値下がりは喜ばしいこと。それなのに連日ニュースに流れているのは何故?

原油価格下落⇒産油国利益減少⇒世界中にばら撒いたオイルマネーの回収⇒世界株式市場からの撤退⇒オイルマネーの売り⇒世界株式市場の下落⇒企業の設備投資がストップ⇒景気後退⇒賃金上昇とならず⇒国民の生活は苦しくなる

ガソリンスタンド

巨大になり過ぎたオイルマネー。そのオイルマネーが株式市場から撤退となれば、インパクトが大きくなり、「損をするのは産油国だけだろ?」という言い分は成り立たなくなる。

ただ、産油国の利益がなくなるということでもないでしょうし、本当に撤退するかどうかは、本人にしかわからないこと。だからすべてが推測の域を出ていないということなのです。

「原油が下がれば、株価が下がる」という話と「風が吹けば桶屋が儲かる」という話の展開は一緒。
本当のところは誰にも分かりませんが、「原油が下がれば、株価が下がる」という発想になれば、我先に株式市場から撤退したくなるのが投資家心理。
下げ過程でも利益をあげようとすれば、売り叩く相場に変化し、下げるから売って、売るから下がるという負のスパイラル相場。

相場の話は別の機会に譲るとして、ニュースで連日流れているのは「景気の悪化」を連想させるのが「原油価格の下落」という連想ゲームの結果だということなのでしょう。

もちろん「景気の悪化」となるかどうかなど分かりません。価格の下落から消費意欲が湧き、価格の上昇が無くとも下落が起きなければ「景気の悪化」とはなりにくいのでしょうね。
アベノミクスがスタートする直前と比べたら、現状のほうが何もかもが良い方向に存在しているのでしょうからね。

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