米国の景気が回復基調となっており、利上げに向かって動いている。
2016年01月08日の米雇用統計も市場予想を大幅に上回るよい数字。
景気のよい話がうごめく米経済を尻目に、危ういきな臭さが漂っているのが中国。
人はマイナスに対して必要以上に反応をしますから、米国の景気回復よりも中国の景気減退に目が向いてしまうのでしょう。
中国の景気減退から上海株の下落。
そして、景気関連でNY原油の下落。
チャートを眺めれば、キッカケがあれば底となってもよい状態にはなっている模様。
ただ、キッカケがない様子であり、流れは下落のまま。
米国の景気回復の足かせにならなければ良いと思われる中国の景気。
何処の金融市場も中国の景気動向に注目が集まっているのでしょう。
ただ、相場というのは不思議なもので、最悪の状態で底をつけるので、みんなで一斉に弱気になったときが底なのでしょう。
大底かどうかは別にして、一回戻る地点が出てくるのでしょう。
2016年に入ってから3営業日で2400億ドルの時価総額が減少した中国上海市場。
時価総額が減少したというと非常に弱いイメージになりますが、膨らんだものが縮んだだけの話。
何も世界の終わりっていう話ではない。
総弱気になるその日が浮上のスタート日。
慌てず騒がずいつになるのか楽しみに待っていれば良いのではないでしょうか?