日経平均をテクニカルの視点から判断すると……

いざなぎ景気を超え、絶好調の日本の景気。それを裏付けるかのように、日経平均株価が連日の上昇。
史上初の15日連続上昇と言うのですから、景気が絶好調だということは間違いない!

ただし、指標や株価が景気の指標であるということが大前提であり、実体経済と金融経済の乖離は一切無視しての話し。
30年も40年も前の金融市場と今の金融市場の規模を考えても、実体経済に与える影響力が全く違うと思うわけですが、昔の考え方をそのまま現代に当てはめるのですから、疑問な点は多数存在します。

実体経済ありきの金融経済だと思うのですが、金融経済の顔色を窺う実体経済的な雰囲気。
これで景気が良くなった?と言えるのでしょうか?
(金融経済の)景気が良くなった!とはなるのでしょうが、(実体経済の)景気が良くなった!とはなかなか。
カッコの中に入る語句によってだいぶ変わってしまいますから……

と、経済的な話しは別にして、日経平均株価のお話し。

実体経済を無視しているのでしょうから、チャートからの分析。
実体経済から材料を拾ってきても、都合の良いところだけ利用して、あとは「ポイッ!」って感じかもしれませんし。

週足ですが、相対力指数70オーバー。
明らかに買われ過ぎ。

ただし、買われ過ぎだというのは、強い相場だから買われ過ぎるのであって、弱い相場ならば買われ過ぎるようなことはない。
よって、買われ過ぎの現状は強い相場であるということ。
これが大前提。
ですから、弱い相場ではないという週足。

これを踏まえての日足の形。
週足のローソク足1本の中に、日足のローソク足は最大5本含まれるわけで、日足の形を無視して週足だけで相場は語れない。

日足の形をよく見れば、相対力指数70オーバーでかぶせ線。
上昇トレンドが継続していることは間違いない事実。
しかし、かぶせ線を作り出してきたことも間違いない事実。

方向性を変化させるかどうかは、この先の値動きを確認しないとわからないことではあるものの、一度売り玉に利が乗るかどうか?を試しても良いのかも知れないと思う形。

あくまでも試し売り。天井かもしれないけれども、天井はあとになって確認ができるもの。現状では売りの形が出てきただけであり、崩壊となるまで試して売ってみても面白いのかも?と言うまで。

 

上昇相場だって何処かで調整を入れなければ上昇し続けることが難しく、その調整がスタートをするかもしれない瞬間。
下がってくれたならば儲けモノ!くらいの気持ちで、ショートポジションもありか?

 

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