ようやく抜けてきたような状態になってきた日経平均株価。
抜けている状態にはなっているのではあるが、これまでの保合い状態の残像が残り続けている状況。
どんな形を想定しておけばよいのか?考えておきたいと思う。
07/31:終値19925.18円 安値19891.90円
07/07:終値19929.09円 安値19856.65円
06/15:終値19831.82円 安値19755.34円
07/31の終値19925.18円が07/07の終値19929.09円を下に出た形。瞬間安値はまだ支えられており、完全な下抜けにはなっていないものの、終値が下に出れば九分九厘決まったようなもの。
しかし一厘のリスクが残っており、それが安値の更新と言うことになるかと。
保合いは下に出ていると思うのだが問題は06/15のローソク足。この足を下に出てくるか否か?
06/20の高値20318.11円を起点とした右肩下がりのトレンド。これは出来上がっているものと思われるが、下げの速度としては非常に鈍い。
下げの速度は上昇速度に比べて速くなければ下げ相場とは呼べないのかもしれないため、この辺の速度を考えるのならば、注意をしながらということになる。
ただ、どんな形であれ、06/20の高値20318.11円を起点とした下降トレンドと認めたのならば、取るべきポジションは売りと言うことになる。何故ならば、この下降トレンドを壊したときがストップロスとなる明確な逃げる地点が決まっているから。
そして、下降トレンドと認めながら買いポジションを取るというのは、自己矛盾の状態になるだけ。
最低限として買いポジションは逃げておく必要があるように思われる。