為替相場のチャートと日経平均株価のチャート

 

更新するネタもあまりないので、10月に入ったということもありますから、ドル円相場と日経平均株価の検証をしておきたいと思うわけです。
検証自体は毎日やっていないとならないわけですが、人の目に晒すとなるとそれなりに時間が掛かりますから、掲載はさほどしていないだけです。

 

ドル円相場の日足から

 

ドル円日足

三角保合いの状態が続いている模様です。
ただし、下値が支えられて上値が切り下がるような三角保合い。
こういう三角保合いの場合は、どちらに抜けることが多いのか?というのがデータから読み取れわけで、その辺はじっくりと検証してもらいたいわけですが、このチャートから読み取れることとなると限られてきます。

一目均衡表を重ねると、実線は先行上限に押さえられて推移している状況。
先行上限が102.25円で52日移動平均線が102.35円となっており、先行上限に押さえられていることと同時に52日移動平均線に押さえられている状態。
それなりのパワーが無いと、抜けてくることが難しい状況。

遅行線は13日移動平均線とデッドクロスの状態であるものの、実線には支えられている形。
ここで反発できるとなれば、遅行線が実線に支えられたままの状態からと言うことになるのでしょう。

しかし、こういう三角保合いの形は、下に出てしまうことが多く、上値の期待はあまりしない方が無難。
遅行線が実線に支えられているのもあまり時間的な余裕がないのかも?

ドル円相場4時間足

とは言うものの、4時間足を見れば右肩上がりのトレンドに突入。
100.09円という瞬間安値を2度付けてダブルボトムの形が完成。
101.23円から100.09円までの下げに対する上昇幅を考えると
1.382=101.67円
1.5=101.80円
1.618=101.93円
2=102.37円
戻り高値を101.83円まで出している状態であり、1.5倍の上昇は見せてきた形。

仮に倍返しまで見せてきたとして102.37円ですが、日足のところで検証した実線の抵抗となっている先行上限に52日移動平均線。
これらの抵抗が待っているのですから、どうしても102.00円を超えてきたとこからのパワーが相当蓄積されていないと、その先の円安というのは難しいのかもしれません。

時期的にはそろそろ底値を付けてもいい時期。
一気に100円割れを出してきても不思議ではないのかもしれません。

 

では、日経平均株価。

 

日経平均株価日足

こちらはもたもたしているようですが、チャートが悪い形ではなく、右肩上がりに推移しているのですから、強い相場だと思われます。
ただし、これは日足の話であって、週足に目を移せばまた別の問題が待っています。

今回は日足からの検証としますので、週足の検証はまた別の機会に譲りますが、日足を眺めるとさり気なく実線は先行上限に支えられており、遅行線が実線に支えられている状態。
支えられている印象を与えてくれるチャートになっています。

こうして2つのチャートを検証して見ると、為替はドル高になりやすいチャートで日経平均株価は上昇しやすいチャートになっていると思われます。
相反する形になっているようですが、チャートがそう言っているのだから仕方がありません。
チャートの形に変化が現れてきたときには、素直に反応することは当然のこととしても、現状は円高で日経平均株価高というチャートになっているようです。

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