FOMCが利上げをすれば、ドル高円安になるの?

「今度のFOMCで米国が利上げをするから、ドル高円安になるんでしょ?」と言われても、そんなことはそのときになってみないと分からないこと。
一般的に為替の決定要因は金利差と言われている部分もありますが、米国が利上げをすればドル高円安になるのならば、世界経済を不景気が脱却させることだって簡単なのでは?
あくまでも一般的に米国が利上げをすれば、ドル高円安になるであろうとは言われています程度の話。

そもそも何故米国が利上げをすれば、ドル高円安になると言われているのか?これは中間を省いて結論だけを言ってしまっているので、中間の検証が一切なされていないわけです。

米国が利上げをすれば、円を持っているよりドルを持っていた方が利息がつくから、ドルを買って円を売るので、ドル高円安になるとおっしゃる方もいると思いますが、ドルを持っていても別に利息なんて付きやしません。
銀行に行けばドルに変えてくれますから、試しに円をドルに替えてみては?1円も利息などつきませんから(笑)

何故、利息がつくのか?それは国債を買うから。国債の金利が上昇すれば、安全資産と言われている債券を買う人が増えるため、ドルが買われて円が売られるのではないかということ。
しかし、FOMCが利上げをしたからと言って、米国債の金利が上昇するのか?ということです。
米国債だって毎日売り買いされているのですから、FOMCが利上げをしたら米国債の金利が上昇するとは言い切れません。

リスクのある金融商品は危ない!という市場心理が働けば、資金が一斉に米国債に流れますから、金利は低下してしまいます。日本国債を見れば一目瞭然ですが、株式相場が上昇しようと為替が円高になろうと円安になろうと、日本国債の金利はほとんど上昇しません。上昇しないから銀行が利鞘を得られず苦しくなっていると言われているのです。

しかも、12月にFOMCが利上げをすることを織り込んで現在マーケットは動いているわけで、サプライズ的な要素がありませんので、利上げが当然であって、利上げをしたからと言ってマーケットがそちらになびくかどうかは疑問。
噂で買って事実で売るのがマーケットならば、利上げの決定の知らせと同時に、ドル安円高に動くかもしれません。

ドル高円安に動くには、米10年国債の金利が上昇したときと言うことになり、FOMCが利上げをすれば米10年国債の金利が上昇する可能性はありますが、絶対とは言えません。
ようは、資金がどの市場のどのポジションに流れるのか?と言うことが大事なことであり、その流れを的確に掴んだ人が、利益をより大きく得ることができるということになります。

ですから、「今度のFOMCで米国が利上げをするから、ドル高円安になるんでしょ?」と言われたときには、そのときの資金の流れでどうにでも動くのだから、一概にこうだとは言えない。一般的にドル高円安になるとは言われている。と答えることが適切なんだろうと思っています。

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