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青森県で高卒で就職すると、65歳で住宅ローンを完済し、世帯貯蓄が2464万円となる件

青森県で高卒で就職すると、65歳で住宅ローンを完済し、世帯貯蓄が2464万円となる件

 

消費者が知恵をつけていく時代!
専門家が言っていたからとか、有名な人が言っていたからと、人の責任にするのではなく、これからの時代は、各個人が知恵をつけていく時代だと思う。
「専門家なんて必要ない!」ってくらいになるまで(笑)

31歳で貯蓄933万円?マイホーム? 青森県想定「現実離れ」

へぇ~、ネタ?そんな思いを浮かべながら、記事を読むと、なんだかなぁ~って記事。
要約してしまうと、青森県の高校3年生に配るリーフレットの内容が現実離れしているってことのよう。

「現実の県民生活からは程遠いプランなのでは」との疑問の声に、県は「あくまでモデル。個々の人生は当然異なる」と釈明している。

これは仕方のない部分があると思うわけです。

県外に出て行ってもらいたくない県労政・能力開発課側は、何かと比較して「県内に残る方がいいよ!」と言うことを強調したいわけで、これはリンクしている最後の一文からも読み取れる。

「専門家がちゃんと監修したものだが、結果として、東京との比較を際立たせすぎた面があるかもしれない」

高校卒業をして、県外に出て行かれたのでは、若い世代がいなくなってしまう。県外に出て行かれないように、口先だけででも美味しいことを並べたい。嘘を言ってはダメだけれども、都合の良いことを並べるのは可能だってことなのでしょう。

青森県リーフレット

そして、監修が県内在住のファイナンシャルプランナーだということですが、何も悪気はないと思うのです。個別に相談にこられた方には、その相談者の考え方や夢などに合わせてプランニングをするのでしょうが、「高校3年生」というある意味、漠然とした方々を対象にしたプランニングですから、ある程度のことは眼をつぶることもできる。

こんなやり取りがあったかどうかは知りませんが
「嘘ではない範疇で、もっと極端な数字で差を見せつけられませんか?これだとインパクトが弱いです」
「大丈夫ですよ。シミュレーションですから、数字はギリギリの線で算出してみましょう!」
こんなやり取りがあったのかもしれません。

仕事の発注者の意思に沿った内容を監修いるわけで、何も問題はないですからね。
嘘や捏造はマズいですよ。公共のモノですから特にマズい。

 

実際の話し、プランニングの数字などは簡単に変えられるわけです。非現実的な数字だと言われても、頑張ってできない数字ではないのでしょう。頑張ってできない数字を入れては嘘ですが、頑張ってできる数字ならば嘘ではない。それが、現実可能かどうかは別の話。

で、何が言いたいのかというと、自分で考えなさいってことです。そして、無料のモノに頼りなさんなって話です。
今回の件だって、お金の流れを読めば、「少々大げさな数字だ」ってことはすぐに分かる。何でもかんでも鵜呑みにせず、考えるってことが大切。
こんなリーフレット1枚で人生を決められたのではたまったものではないでしょ?(笑)

逆にこのくらい極端なインパクトの有るリーフレットを作ったから話題になっているけど、ありきたりの数字を入れていたら誰の眼にも止まらず、6000部が無駄になっていたかもしれませんからね。ある意味、注目されて大成功だったのかも知れませんよね。

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