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WEB記事 徒然日記

舛添都知事、経費削減が問題じゃないんですよ。

舛添都知事、経費削減が問題じゃないんですよ。

都民として都知事に関して発言をしてもいいと思うので、現在批判を浴びている舛添都知事に関して。

私はこんな人物です」で記載している通り、あの事件の真っ只中にライブドアに所属しておりました。
ライブドアにいてびっくりしたのは、鉛筆や消しゴムの1個に至るまで稟議書が必要だったこと。すべてネット上でのやり取りなのですが、6人だか7人の承認を得るのですが、何故かそれを2周して稟議が通るのです。
PCを購入するのもボールペンを購入するのも一緒。
交通費の精算も一緒で6~7人の承認を2周して稟議が通るのです。

あるとき九州への出張が決まって飛行機の手配。自分でやらなければならずとりあえずANAで往復予約。
カード決済のため交通費を先に貰うことをせずに、出張申請だけを出していたのですが、出張当日の朝、直属の上司から携帯電話に着信。
「飛行機の件なんだけど、ちょっとキャンセルして取り直してくれる?」
「えっ?もう出掛けますよ。キャンセルしてどうしろって言うんですか?」
「ANAで予約したでしょ?」
「はい」
「ANAに乗る理由が何処にあるのか?って言われたんだよ。安い料金の会社があるだろうって」
「はぁ?飛行機になんて年中乗らないし、予約をしている時に私が四苦八苦していたのを知っているでしょ?」
「知ってるよ。でも、許可が降りないんだよ。キャンセルして安い料金の会社を予約しなおしてくれよ、頼むから」
「取れなかったらどうするんですか?もう出かける時間なんですよ。先方との約束の時間もあるんですよ」
「わかってるよ、わかっているけど頼むよ。福岡行きならバンバン飛んでいるだろうからって言われて、言い返せなかったんだよ」
「わかりましたよ、わかりました。予約してみて空いていたら取って、その後にANAをキャンセルします。キャンセル料とか払って下さいよ。それは絶対に譲れませんからね」
「わかったよ、それはなんとか言ってみるから。結果を連絡頂戴」

行楽シーズンでもなくあっさり予約が取れて、ANAはキャンセル。
当日の話ですから、相当なキャンセル料を支払ってキャンセルし、必要以上に交通費をかけたわけですが、会社としてはお金の問題ではなく「費用対効果」を徹底させたかったみたいなのです。

新幹線で出張となったときには、飛行機の件があったので「指定席」を取っても良いかどうか?をわざわざ聞きに行きましたら、「指定席を取る理由」を聞かされ「自由席に座るために長い時間並ぶのは非効率的だし、万が一座れなかったときには満足な商談等できません。帰りだって座れるかどうかのわからないモノになり、立って帰ってくれば、翌日の仕事にも影響が出ます」と言ったところ、「グリーン車でもいいんですよ。グリーン車を使うだけの効果を出してくれたならば、グリーン車を使って仕事をして下さい」と。

ライブドアという会社が教えてくれたのは「掛けた費用に対して結果を出して下さい」と非常にシンプルなモノ。
この考え方が良いかどうかはわかりません。ですが、無駄なモノは徹底してカットしていました。

 

舛添都知事

長々と書きましたが、この考えが根付いているので、舛添都知事がファーストクラスを使おうと公用車で別荘に行こうと、それはそれで構いません。宿泊費がいくらになろうと、よいと思います。
ファーストクラスを使って公用車を使い、そしてスイートルームに宿泊しても、それらの経費を使ってどれだけの結果を都民にもたらすことができるのか?それだけです。
見栄や体裁のためだけに無駄なお金を利用するのならばお断り。

3800万円の経費を3500万円にしたからってそれが偉いんじゃないんです。
3800万円の経費を3500万円にすることによって、都民の利益を損なっていたのでは本末転倒。
300万円削減して都の利益を1億円損失しているようなことになればお話しになりません。

どのくらいの利益をあげてくれるのでしょうか?
問題はここだと思いますよ。
いくら使っても都民に対して莫大な利益をあげてくれるのならば問題ないとイチ都民は考えております。

逆に都民に対して利益をあげられないのならば、すべてが必要なく、最低限の経費まで落とせばいいんです。

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