「政治に興味があるのは暇人だけだ……」
誰が言ったのかは知りませんが、忙しければ興味を持とうにも持てないですからね。
そうなると、政治家は暇人に寄り添うようになっていく。
忙しい人は投票をしてくれないのですから、忙しい人に向かって政治をしても、自分の票に結びつかないですからね。
なんて国なんだ……と、思っていましたが、投票率の低さっていうのは日本だけの話ではないんですね。
2018年11月06日、米国では中間選挙が開催され、政治的にいろいろと言われているようですが、米国の投票率も非常に低いようです。
2014年のときの中間選挙の投票率が36%だというのですから、全有権者の1/3で議員を決めてしまっているということ。
これはこれで怖いけど、投票放棄をしちゃっているんだから仕方がない。
しかも他国のことをとやかく言う資格もないし。
どの国でも若者の政治離れが目立っているようで、投票を促す広告も出ているようです。
「若者は、投票しないで」米中間選挙で高齢者が呼びかける広告が話題
人間なんて天の邪鬼なところがありますから、「投票をするな!」と言われれば投票したくなる人が出てくるかも?(笑)
なんだかんだ言っても、米国の投票率の低さなんていうのは、そもそもの話として「火曜日」だってことじゃないですかね?
11月の第一火曜日が投票日だってのが、投票率の低さを物語っている部分もあるんじゃないかと。
もちろん、土曜日とか日曜日にしたからって、投票率が劇的に上昇するとは思えませんが、まずは、投票をしに動ける人が多いと思われる日を投票日にすればいいじゃん!って思うんです。
が、古い何かに取り憑かれているのも日本だけではなく、この「11月の第一火曜日」というルールも、150年以上昔のルールに従っているということですから、温故知新とは言うけれども、古いモノに取り憑かれたままだと、何かと不自由が生じてしまうんということがあるんでしょうね。
日本で起きていることって、日本独自のことじゃなく、何処の国でも多かれ少なかれ起きている現象なんですね。