「将来のために、節約をしているのですが、貯蓄がなかなかできません」
貯蓄をしようと努力をしているのに、思ったように貯蓄ができなかったり、貯蓄どころか借金だけがかさんでしまっている方と言うのは結構いらっしゃるようです。
あなただけではありませんからご安心を!
などと言っても、お金が貯まるわけではなく、安心してしまって、考えていた目標まで必要以上に時間が掛かってしまうだけかも?
努力をしない方はどうしようもありませんが、「努力をしているのに……」という方は、応援したくなる。
冷たくひと言で言ってしまうと、「努力が足りない!」とか「努力をしている方向性が違うのでは?」となってしまうのでしょうが、これではあまりにも冷淡過ぎる。
冷たくあしらわれ、「自分は何をやっても……」となってもらっては、本当に困ってしまうわけで、ある一定の努力をされている方を限定に、違った角度から応援をしようかと。
ある一定の努力の定義は簡単で、あなた自身が「私はお金をためている努力をしているのに貯まらない」という自覚のある方。これだけならば簡単でしょうし、少なくとも貯蓄に対して「意識」はしていることが確認できます。
まず、「お金を貯める努力をしているのに貯まらない」と言うのは、結果的にお金を使っているということ。
努力はしていなくともお金を使っているということですから、結果的に「貯める努力という意識を持ちながら、使う努力を必死にしている」と言うこと。
あなたのやっていることは、「お金を使う努力」だったわけです。
違うと言っても、論より証拠。結果が出ているのですから、貯める努力よりも使う努力が勝ってしまったということ。
ようは「お金を使う努力をやめる」ということからスタート。
「○○をしたらダメ!」と言われると、なかなかやめられないし、逆に興味が湧いてしまいます。なので、お金を使う努力をやめる必要はありません。
今まで通りに、お金を使ってもらう努力を続行してもらって結構です。
無駄遣いをしたままで貯蓄ができるわけがありませんが、無理矢理やめさせても反動が大きくなるだけだし、ストレスも溜まる一方。
それならば、無駄遣いをやめずにいないと不健康です。
ただ、1つだけここでお願い。
1日の出費を覚えているだけノートに記載して下さい。
「場所」と「品目」と「値段」
の3つを覚えているだけ記載して下さい。
無駄遣いありなのですから、これくらいの努力は良いですよね?
そもそも貯蓄をする努力を惜しまない方々なのですから、これくらいのことならば簡単でしょう。
スマホに記しておくのはダメ。
ノートに記載して下さい。
これを1週間続けて下さい。
そして1週間の出費の出来事を確認して下さい。
3週間目には、あなたの意識が変わって、使うことに必死にしていた努力が減っているはずですから。