「目的意識を持て」などと言われますが、目的をいきなり持てと言われても、難しいものです。
簡単に目的を持てるものならば、既に持っていますから、今現在、目的を持っていないということは、目的を持つことが難しいってこと。
「貯蓄・貯蓄と言うけれど、貯蓄だって目的がないと続かないよ」なんてことも言われるし、もちろん、その通りだと思うけど、「将来のために貯蓄しておかないと」だとか「マンションを買いたいから貯蓄しないと」ってのはあるとは思うけど、これも結構漠然としちゃってますよね。
ある程度、具体的な目的にしていかないと、結局挫折してしまう……。
突然「目的」だなんてことを言い出して、暑さのせいでおかしな話を始めましたが、ここのところ「24 シーズン5」を観ていたんです。
「24-TWENTY FOUR-」のシリーズをご覧になったことありますか？
ご覧になられた方はお分かりになると思いますし、ご覧になられていない方も、噂には聞いたことがあるかと思います。
まぁ、主人公のジャック・バウアーが「米国合衆国のため」という明確な目的意識を持って、テロリストと戦うドラマです。
明確な目的意識があるから平気で人を殺せるのでしょう。
このドラマってテロリストという悪と戦っているからまだ観ていられますが、この目的意識を観ている側が分からなければ、ただの殺人鬼のドラマです（笑）
犯罪者でもない人間を拷問にかけたり、間違って殺してしまっても「ソーリー」で片付けちゃうって、許されることじゃないですよ（笑）
でも、「米国合衆国のため」という目的意識がハッキリとしているため、許されてしまう部分がある。
まぁ、ミクロとマクロの心理描写的なところもあって、判断のつきづらいドラマなのでしょうし、そもそも架空の世界のドラに関してムキになることではないのですが、ジャック・バウアーは目的が明確でなかったならば、殺人鬼で危険人物で終わってしまう話なのかも？
だからってこともないですが、大切ですよね、「目的意識」。
もちろん、強すぎる信念となる目的意識は、時として弊害を生む場合がありますから、程々に持ち続けるってことも大切なんでしょうけれどもね。
