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株式相場はババ抜きの世界ですよ。知りませんでしたか?

株式相場はババ抜きの世界ですよ。知りませんでしたか?

非常に興味深いネタがネットに転がっていました(笑)
当たり前のことに嘆くピュアな感覚。これが大事なのかどうかは知りませんが、あまりにも……という感じです。

「これってネズミ講みたいなものですよね?」「…心が痛みます」苦悩する女性行員に思う

元ネタを読んで頂ければわかりますが、どこまでが本物のネタで、どこまでが創作の世界の文章なのかは知りません。すべてが真実なのかもしれませんし、全てが虚構であって妄想の産物なのかもしれません。ですから、ムキになるようなことではないのですが、あまりにも残念過ぎる……。

まず、投資の仕組みやルールが分かっていない。投資の仕組みやルールが分かっていないのに投資に参加するのは、竹槍1本持って戦場に向かうようなモノ。どうしても参加をしたいのならば止めません。仕組みやルールを知らない状態では勝てる見込みの少ない、殆ど勝てる可能性がゼロに近いと思うのです。それなのに勝負に挑むってどうなんでしょう?

例えば、トランプゲームのババ抜き。最後に誰かがババを掴むから勝負がつくのであって、「ババを掴むのは可哀想」だというのらば、ババ抜きに参加しなければいいだけの話。
株式相場はババ抜きのゲームなのですから、最後にババを掴んだ者の負け。参加者は如何に自分がババを掴まず、そして他人にババを掴ませるか?というのが基本的なゲームなのです。

「お客さんが買った投資信託は、もっと高い値段で買ってくれる人がいなければ損をする。相場は永遠に相場が上がり続けることはないから、いつか必ず誰かが貧乏くじを引いて大損をする」

 

当たり前のことを嘆くピュアさ(笑)基本的なことも知らずに参加し、ルールに疑問を投げかけるってどうなんでしょう?ルールを理解した上で参加するのが大人としてのマナーなのではないでしょうか?
お客さんに理解をさせずに説明をしただけで参加をさせるから、こういうことになるのでしょう。
お客さんに説明をしただけではお客さんは理解をしていることにはなりません。
押し売り的な販売をしているから、こういうジレンマに陥るのでしょう。
何でも他人に責任を押し付け、自分は責任を回避しようとするからこういう発想が生まれるんでしょうね。

自分自身は当たり前ですが、自分の親・兄弟、そして親戚一同に胸を張って勧められるモノしか勧めちゃマズいでしょ?訳の分からない状態のモノを上から言われるノルマのために、適当にお客さまに押し売りしているからこういうことになる。ただそれだけの話し。

だから政府は「貯蓄から投資へ」といったスローガンを掲げる。証券会社や銀行は「老後の生活には運用が欠かせない」と投資に興味がない人の危機感をあおる。公正中立であるべき独立系FPまでもがその片棒を担ぎ「おすすめの投資信託はこれだ」なんて言い出す。そして、あろうことか日銀がETFを買う。年金が株を買う。ずっとこれを続けなければならない。そうしなければ、そのシステムは破綻してしまうのだ。

 

政府のスローガンにケチを付けるのならば、選挙のときに問えばいい。「老後資金には運用が欠かせない」と言うことにケチを付けるのならば、老後資金が足りない方には運用ではない代替案を提供すればいい。きちんとその方のライフプランやキャッシュフローから向き合えば、代替案は出てくるはず。そして、最終的に運用するかどうかの判断はお客さまが行うべきもの。投資は自己責任なのだから。

公正中立であるべき独立系FPまでもがその片棒を担ぎ「おすすめの投資信託はこれだ」というのは、勧めているだけなのだから自由でしょう(笑)。しかも公正中立であるべきって勝手なイメージでしかありません。そもそもこういう発言をするというこの方は、自分が公正中立ではないということを自ら言っているわけで(笑)

そして、公正中立であるかどうかという見分け方の一つとしては、その人間が何処から収入を得ているのか?を考えることが必要でしょう。そうすればバイアスが何処に掛かっているのか?がすぐにわかると思います。

 

でも、「…心が痛みます」って可愛いですよね(笑)。
心が痛んでも続けているって、自分を悲劇にヒロインに仕立て上げているだけで、確信犯だってことですから!
非常に悪質です(笑)
どうすれば良いのか?なんてことは、ここでは申し上げません。
すべてが妄想の世界の話だったならば、アドバイスなどすれば私がイタい人間になってしまいますから(笑)

でも、マーケットってこうやって集まってきたお金で成り立っていることも事実。そう言うお金を奪い合うのがマーケットであって、綺麗事では片付けられない世界なのです。
そういうことまで理解をして、参加したい人は参加すればいいし、参加をしたくない人は参加をしなければ良い世界がマーケットなのです。
参加も退場も自分自身が決めることであって、他人にとやかく言われる筋合いは無いのです。

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