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徒然日記

普通の生活って、どんな生活?

普通の生活って、どんな生活?

普通が一番!とよく言われますが、「普通」って何でしょう?非常に難しくないですか?こんなことに疑問を持つことが普通じゃないのかもしれないけれども、疑問に思ってしまうのだから仕方がない。

まずは「普通」をググってみました。

ふ‐つう【普通】

[名・形動]特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。「今回は普通以上の出来だ」「普通の勤め人」「朝は六時に起きるのが普通だ」「目つきが普通でない」
[副]たいてい。通常。一般に。「普通七月には梅雨が上がる」(出処 コトバンク)

 

う~ん、分かったようで分からない言葉の「普通」。
何を基準に普通なのでしょう?自分自身の感覚が基準でしょうかね?でも、それだと「自己中」じゃないでしょうか?自分が基準って自分を中心に考えることでしょうから、自分勝手な思考。自分勝手な発想が「普通」?

それにしても世知辛い世の中であることには違いはなく、なんとなく「普通がいいなぁ~」と嘆いてしまう日々。そんな日々のところでこんな記事が目に飛び込んできました。

埼玉で人並みの生活、月収50万円必要 県労連が調査 (出処 朝日新聞デジタル)

人並みの生活で月収50万円?人並みの生活で月収50万円が必要ならば、年収600万円あって普通。日本の平均年収ってどのくらいでしょう?

分からなければ調べる!ということで、まずはググってみる。すると国税庁から発表されているモノが出てきました。

平成27年分民間給与実態統計調査結果について

国が発表しているモノを信じなければ、何を信じればいいの?と言うことになるでしょうから、とりあえず信じましょう!

で、業種別の年収が出ていたので、月収50万円の年収600万円を得て「普通の生活」を営むことができる業種は……

電気・ガス・熱供給・水道業 715.4万円
金融業・保険業 639.2万円
情報通信業 575.1万円

ギリギリ情報通信業まででしょうか?いやいや、600万円を下回っているのだから普通の生活を営むことは不可能だと言うことに。
(それにしても電気・ガス・熱供給・水道業がトップって……)

ここで出ていた業種で一番年収の低い業種が宿泊業,飲食サービス業で年収236.2万円。倍以上の年収が必要なわけで、宿泊業,飲食サービス業だと、生活自体が危うい状況だと言うこと?

しかし、みんな普通に暮らしているし、苦しくても頑張って生活をしている。電気・ガス・熱供給・水道業か金融業・保険業しか普通を実感できないはずなのに、電気・ガス・熱供給・水道業や金融業・保険業の人たちが半数を占めているってこと?若しくはこの調査の定義が変?

 調査は、昼食を食べる場所や日ごろの買い物の場所や支出など、日常生活でのお金の使い方を聞く「生活実態調査」と、生活に必要な持ち物を聞く「持ち物財調査」のアンケートを、昨年1月に埼労連の組合員など3千人に依頼し、3カ月で597人(有効回答率約20%)が答えた。

その分析で、回答者の7割以上が持つ物を「必需品」とし、それを持つ生活を「普通の生活」と定義。回答者がよく買い物をしている店などで実際の価格も調べた。

 

そもそもと言うが有効回答率が20%の597人という数字がちょっと……597人で統計を語ってしまって問題ないの?って話です。
そして「回答者の7割以上が持つ物を「必需品」とし、それを持つ生活を「普通の生活」と定義。」って、597人の7割って418人で良いわけです。418人の意見で普通が決まるって……

このアンケートにケチをつけても仕方がありませんので、普通ってのを考えておきましょう!
と言うよりも、面倒だから普通なんてことを考えなければ良いんじゃないですか?自分が笑顔で過ごせる生活を追求していき、我慢すべきところは我慢をし、譲れないモノはこだわる。

他人と比べて必死に訳の分からない「普通」を追い求めるよりも、他人の目など気にせずに生活したほうが良いのでは?

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