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日経平均株価が上昇しているのだから、年金運用だって相当良くなっているはず!

日経平均株価が上昇しているのだから、年金運用だって相当良くなっているはず!

日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新しているような状況。
日経平均株価の史上最高値に届くような状況とは言えませんが、20数年ぶりの高値なのですから、今年成人式を迎えた子どもたちは、初めて見る日経平均株価と言うことになります。

すごい話ではありますが、大事なことを忘れちゃいませんか?
アベノミクスの一環だったかで、年金の運用比率ですが、株式市場での割合を増やしたことを。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の発表は平成29年度第2四半期までですが、収益率+3.20%(年率)、収益金+62.9兆円(累積)になっています。
第2四半期は平成29年7月~9月ですから、高値をとってきている12月、平成30年1月は含まれていません。
どのくらいの利益が出ているのでしょうかね?

年金破綻だとか、運用失敗だとか、散々騒いていたマスコミや国会議員のみなさんは、こういう事実をどうのように受け止め、そして今後どのように国民に知らせていくのでしょう?
不安を煽った責任は大きいと思いますけどね。

平成29年度第3四半期の結果が出て、いい数字が並んでも無視を決め込むのでしょうね。
全くひどい話です。

とは言うものの、年金が破綻とか運用が失敗だとか、そういうこととは別次元で、日本年金機構の不祥事はいただけない。
社保庁から変わったと言うものの、全部が全部ガラガラポンで入れ替わったのか?といえば疑問。

まともに仕事をこなして当たり前であり、不祥事がある事自体が不自然。
年金が破綻するとなれば人的ミスでしょうから、そういうところのチェックが必要なのではないでしょうか?
そして、ねんきん定期便とかって必要でしょうかね?
必要な人がダウンロードできるようにしておけば、わざわざ郵送する必要など無いと思うのですが……
こういうところが無駄遣いだと騒がないのは何故なのでしょう?

それと、年金積立金管理運用独立行政法人が凄いと賞賛しまくっているわけではありません。厳しいチェックをしておく必要はありますが、マイナスが出たときだけ目くじらを立てて騒ぐなということ。

そして、これだけ運用成績が良くなっても、将来的に年金額は減るのは確実でしょう。
年金は破綻をしないでしょうが、年金の減額は覚悟をしておく必要があるということ。
自分の身は自分で守る覚悟が必要だということは、認識しておく必要があるのでしょう。

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