けせらせらFP事務所

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徒然日記

値引額?値引率?あなたはどちらでお得感を感じる?

値引額?値引率?あなたはどちらでお得感を感じる?

 

10000円で販売されている商品が30%OFFで販売されている。
15000円で販売されている商品が3000円引きで販売されている。
どっちが得をした気分になれますか?

10000円の商品は30%OFFということは3000円引きということです。
15000円の商品は3000円引きですが、20%OFFです。

値引金額は3000円で一緒ですから、変わらないのですが、30%OFFに対して20%OFFとなりますので、割引率が変わってくるわけです。
どっちがお得なんでしょうかね?

クエスチョン

では次に、簡単に計算ができるように100kgの体重だとしましょう。
ダイエットの成果が出て、体重は3割減となりました。
しかし、気が緩んでしまい、その後3割増しとなってしまいした。

3割減って3割増化したのだからチャラという感じに陥りやすいのですが、実際は全く違います。

100kgから3割減となると、70kgです。
70kgからの3割増しとなると21kg増しですので、91kgとなります。
結果的に100kgだった体重は91kgになっており、100kgから比べると9%減となっているわけです。

これを割合ではなく、すべて体重だけで表現した場合には、次のようになります。
「100kgだった体重がダイエットを始めて70kgまで減ったのですが、気が緩んでしまって21kgリバウンドしてしまい91kgに戻ってしまいました。しかし、スタートの100kgから考えれば、9kg減となっています。」
と、なるわけです。

数字ってややこしいですよね?
これが前年比5%増だとか、7%減とかのニュースなどになると、余計にややこしい。
日経平均株価などは「本日2.7%の暴落です」などという表現がされますが、株価が8000円のときと20000円のときとでは、下落率が同じでも下落そのものの金額は全く違うわけです。

いろいろな場面で、数字を扱われたさまざまなトラップが仕込まれおります。
冷静に対応できないと「損」をすることになってしまいますので、お気をつけ下さい。

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