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世紀のバラマキ策は、否決……しかし、今後は考える必要あり

世紀のバラマキ策は、否決……しかし、今後は考える必要あり

注目していたスイスの国民投票。
ベーシックインカムは否決となりました。

世紀のバラマキ策に“ノー” 世界初のスイス国民投票で7割超が反対 全住民に月27万円支給は「労働意欲そぐ」

この政策の大きな問題点、「財源」と「労働意欲をそぐ」点がクローズアップされた模様。
そりゃそうですよね、普通に考えれば、財源は気になるし、労働意欲は削がれます。

財源は日本だと年金と社会保障費、そして助成金とシステムの効率化で足りちゃうって試算もあるんですけどね。
この辺はねぇ、利権が絡んでいますから、なかなかうまく行かないのでしょうけどね。
ただね、助成金とかって知っている人しか得られない権利じゃないですか?公平性には欠けると思うんですよ。

「知っている人だけが得をする」という考え方は、個人的には嫌いじゃない。
嫌いじゃないというか、「知っている人だけが得をして、知らない人は損をする」ような世の中でないと、私のような商売は成り立たない部分がありますから、ありがたいと言えばありがたいのですが、公平性には欠ける。

投票

公平というのは、知っていようがいまいが、平等に扱われてこそ公平だと思うのです。
もちろん、さまざまな努力に対しての成果が「知ること」でもあると思うので、努力をせずに成果を得ることなどどうかと思うので、不公平でも構わないと思っている部分はありますけどね。

労働意欲ってのはベーシックインカムが導入されてしまうと削がれちゃいますかね?
生活ができちゃえば、削がれちゃいますよねぇ(笑)
現段階だと、自分で申請して、さまざまな保護や助成金などを受けるわけで、そこには「面倒」だとか「世間体」などの抑止力みたいなものが働いているのでしょうが、平等に銀行口座にお金が振り込まれていれば、働こうなんて思わなくなりますよねぇ。
少なくとも、私は働くという選択肢の割合が減ってしまうと思います(笑)

「生活のために働く」という部分がなくなるのですから、精神的には楽になり、健康的にはなるのでしょうし、夢を追う人が多くなり、メルヘンな世の中になってくるかも???
逆に人間らしい生活を送ることが可能となるのかもしれませんがね。

ただね、世紀のバラマキ策だと思いますが、国民投票にまで進んだ政策です。そして、今後はフィンラインドやオランダでは来年から一部試験実施のようですから、今から真剣に考えておかないとならない政策なのでしょう。
せっかく諸外国が行ってくれるテストですので、その結果も踏まえて眺めてみたい政策だと思います。

ちなみに、スイスでは10万人の署名があれば国民投票実施となるようです。都知事のリコールに必要な署名は146万7千人(2016年3月現在)ですので、リコールより簡単にできてしまう国民投票なんですね。

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