米大統領選挙当日、クリントン氏が若干有利という話で迎えているようですが、選挙というのは蓋を開けてみないと分からない部分がありますし、特に今回は「最低vs最悪」の戦いですから、どっちに目が出るのか?さっぱり分かりません。
他国のことですから、どなたが大統領になっても、どうでもいいことなのですが、他国と言っても米国。日本は米国に寄り添っていないとどうにもならないところがありますし、世界中で米国に頼っている部分がありますので、知らぬ存ぜぬではダメなのでしょう。
今回の米大統領選のリスクと言えば「トランプリスク」でしょう。トランプ氏が大統領となったときには、世界中が混乱するとまで言われています。
しかし、開票前までにすべての国で「トランプリスク」へのヘッジはしているのでしょう。
仮にトランプ氏が当選となったときには、各国が一斉に経済政策を打ち出すかもしれません。ですから、マーケットに与える影響は瞬間的にドでかいモノがあるのかもしれませんが、1週間も経てば、いや、2~3日で落ち着いてくるのかもしれません。
逆に怖いのがクリントン氏が大統領になったときなのではないでしょうか?
クリントン氏が大統領になったときには、マーケットが「リスクオン!」状態に入り、年末の米国利上げにまっしぐらとなり、過剰反応を見せてくるかもしれません。
ここ数日の株価だって、クリントン氏劣勢となるや下落の一途。FBIの捜査の手が引かれると、株価が急騰。完全にトランプリスクを織り込んでの値動き。
主役はクリントン氏ではなくトランプ氏。トランプ氏の行動でマーケットは反応を見せているようです。
で、どうしたら良いのか?
コントロールすべきはリスクでしょう。リスクをコントロールするのならば、キャッシュ化。
どんな反応を見せてくるのかは分かりませんし、選挙結果も分かりません。そんなときにはキャッシュ化なのでしょう。
尊師曰く「君子危うきに近寄らず」ってね。