仮想通貨として注目度の高いビットコイン。
これからの成長が見込めるかどうか?のひとつの鍵となっていた部分が崩壊。
ビットコインが一時18%下落、米当局がETFを認めず(出処 bloomberg)
ETFとなって証券化されたときには、非常に大きな市場になることも考えられましたが、米当局の米証券取引委員会(SEC)は認めずにビットコイン市場は失望感から失速。
このまま市場がなくなってしまうのか?それとも良い押し目となって復活するのか?
今後も注目しておく必要があるのでしょう。
個人的にビットコインをあまり信用できていない部分が2つ。
1つ目が裏付けが不明瞭であるということ。
これだけ大きな市場になっているのですから、裏付けも何もどうでもいい状態になっているかもしれませんが、ビットコインを知っていないために、胡散臭さが先行。
(チャートはCoinDeskより引用)
米ドルならば米国政府の信用があり、日本円ならば日本政府の信用がある。中国元を持ちたくないのは中国政府の信用がどうなのかな?という疑問点があるし、小さな国の信用ってよく分からん。
よく分からんものを持つのが良いのか悪いのか?それは個人の判断になるのでしょうが、どうもビットコインには心が踊らない。
楽天ポイントは楽天という会社の信用があり、ヨドバシのポイントにはヨドバシという会社の信用がある。ビットコインをポイントと考えれば何ら問題はないものの、なんだかよくわからない世界なのでいまいち……。
そして、この信用が端を発しているのかもしれませんが、2つ目の理由が中国が80~90%のビットコインの取引量を持っているということ。
まだ1つ目の理由ならば、まぁまぁという感じで手を出してしまうかもしれませんが、2つ目の理由がどうしても怖い。
中国人の方々を信用していないということではなく、中国政府の発表している数字が信用出来ないのに、中国市場でバブルっぽく取引されているビットコインを信用できない。
あくまでも個人的にですが、中国のバブルは破裂していると思っています。通常、風船が破裂するときには、パーンっと一気に割れてしまうのでしょうが、風船にセロハンテープを貼って、その上から針を刺しても空気が徐々に抜けて行くだけ。
中国のバブルはそんな状態なのではないか?と思っております。
セロハンテープが貼られていないところに針が刺されば、破裂してしまうような脆さがあるのではないかと。
中国そのもので正確な数字の発表は行われていないし、マズい数字はすぐに隠して政府発表とできる体制。それ自体に信用ができない。
景気良く市場に出回ったお金が不動産に周り、不動産バブルが起きて、シャドーバンキングが大きく騒がれましたが、いつの間にか臭いものには蓋状態。
中国国民がドルを買う行為も簡単にできずに、ビットコインにお金を流し込んでいるとすれば、不動産バブルは始末に負えないけれども、ビットコイン市場を潰したところで大きな世界中な騒ぎにはならず。
中国マネーが行き場をなくしビットコイン市場に流れているだけならば、非常に怖い状態だと思われ、手を出すことに躊躇してしまう原因となります。
今回のSECの決定も米国のシェアが7割も8割もあれば、違っていた結果になっていたのかもしれませんしね。
信用だけの世界ですから、信用がないところへの信用はできないということなのでしょう。