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徒然日記

ノーベル賞ではない経済学賞

ノーベル賞ではない経済学賞

ノーベル経済学賞が決まりました。
米シカゴ大のリチャード・セイラー教授が行動経済学への貢献を評価され受賞となりました。
行動経済学絡みでの受賞は2度目ですので、行動経済学と言うのはご存じの方が多いと思いますが、心理学を経済学に応用したモノ。

「経済学は科学にはなれない」と思っているので、心理学から考える考え方が個人的には好きな考え方です。もし、経済学が科学になれる、近づけるのならば、わざわざ不景気な時代を過ごす必要はなく、常に好景気な状態を保つことが可能だと思うのです。

しかし、現実問題として、何をどうしても好景気維持は難しいわけで、そこには常人では見えない、見えてはいけないモノが存在しており、それが人の心だと思うのです。

例えば、100m遠回りをすれば1割安い商品を購入できるとしても、近くの店に買いに行く人は存在します。また、大型スーパーを避け、地元の個人商店でしか買い物をしないと言う方もいらっしゃいます。この辺に合理性などという言葉は当てはまりません。
そこに存在するのは「人間の心理」というモノ以外ないのでは?と考えています。

もちろん、行動経済学がこんなに薄っぺらいことだけではないのは百も承知ですが、経済は科学にはなれず、人の気持ちで成り立っていると言うことを前提に考えている人間にとっては、大変喜ばしい受賞。

で、このノーベル経済学賞ですが、ノーベル賞ではないんですよね。ノーベル財団はノーベル賞だとは認めていないわけで、賞金もノーベル基金から出ているわけではなく、スウェーデン国立銀行から拠出されているのです。
何処かからの力が作用され、生まれてしまったような経済学賞。できたことによって有利になる人々が強引に設立した部分が無いわけではないなぁと思わせてしまうような賞ですが、あっても邪魔ではないので、個人的にはどうでも良いです(笑)

経済学というのは、心理学と数学で作り上げられているような気がしてならず、市場(マーケット)に挑もうとするのならば、経済学などよりも心理学や数学の基礎的なことを学んだほうが良いのかもしれません。と、長いこと思っている状況です。

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