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ドル高円安になるためには●●●●待ち

ドル高円安になるためには●●●●待ち

ドル円相場が105円まで取ってきたようで、日銀が何を言おうが、安倍総理が何を発言しようが、ドル円相場はドル安円高に向かって推移しているようです(2016年05月05日10:55現在107.15円)。

安倍首相にしても日銀にしても、急激な為替相場の変動は好ましくないと言っており、どんな口先介入をしようとも、ドル安円高の流れに変化を与えることなどできない模様。

ここで日本国の思惑を考えてみたいと思う。
1:過度な円高は好ましくない
2:インフレ目標を達成するために、円安に持って行きたい。

それを受けての状態のマーケットの反応を考えてみる。
1:米国の反応はドル安円高に対して冷ややかな反応のため、米国がこのドル安円高の流れを止めようとしていないから、流れは変わらないのでは?
2:流れがドル安円高だというだけ。
3:日本の思惑などどうでもいい。
4:利益があがれば、それだけでいい。

米国の思惑を考えておきたい。
1:急激な値動きは好ましくないものの、利上げをするドルはいずれ買われるだろうから、円高になっているときは放置。
2:目先の材料でドルが買われてしまう可能性があるため、円高になっているときには、好きなだけ円高に。
3:ドル円レートは過度と呼べるほどの水準にはなっていない。

それぞれに、それぞれの思惑があるわけですが、プレイヤーはマーケット参加者。
それ以外は外野だってことです。
もちろん、口先介入以外で直接実弾をぶち込んでプレイヤーに変化するときが中央銀行などにはありますが、基本的に口先や小手先の介入だけで、実弾をぶち込めないのだから外野。

マーケットがドル安円高だと言っているのならば、逆らう訳にはいかない。
だって、「利益があがれば、円高だろうが円安だろうが関係ない」のがマーケットなのだから……。
政府・日銀のように、日本のことを嘘でも考えちゃいないわけで、私腹を肥やすことだけしか考えていないというか、考える必要がないというか、綺麗事を言っているようでは骨の随までしゃぶられてしまうのがマーケットなのだから。

 

この先、ドル安円高のままなのか?それともドル高円安にトレンドを転換させるのかなど分かるわけはないけれども、チャートを眺めて考えられること、チェックしておきたいポイントを述べておきたいと思う。
目先の勝負ではなく、中長期的な見解になるため、ゆったりとした流れ、中長期的な視点での運用向けということになるのでしょう。

ドル円週足

ドル円週足チャート(出処 ドットコモディティ

右肩下がりのトレンドなのだから、このトレンドが転換したと判断できないかぎり、ドル安円高のトレンドのまま。

下げ止まるかどうかなど、もっと時間軸を具体的にして検証しないと分からない話となるわけで、それは短期的な見方にも繋がる。

まず、移動平均線からピックアップしておきたいのは13週移動平均線に押さえられて推移しているということ。
よって、13週移動平均線を越えてこないかぎり、ドル高円安の形にはなれないのでは?と考えておきたい。

次に、RSIから拾ってみると、売られ過ぎの水準まで売られていることが確認できる。
よって、いつ反発しても問題のない状況ではあるよう。
しかし、きっかけがないことには反転ができず、RSIからは「きっかけ待ち」だと思われる。

最後に一目均衡表からの見解を述べておくと、遅行線が先行下限とデッドクロス。
遅行線と先行下限との位置関係が、今の相場を作り上げていることが考えられるため、遅行線が先行下限とゴールデンクロスしてこないことには……と、考えられる形。

あまり長々と書いていても飽きてしまうため、この辺で簡単にまとめてしまいますが、価格的に112円を取ってこないことには、週足から転換したとは言えない模様。
112円を取ったとき、遅行線と先行下限との位置関係を再度確認したいチャート。
112円を取るには、相当なパワーが必要だと考えられるため、110円程度までスッと戻る場面が何度も見せつけられるとは思うけれども、週足からは簡単に信用のできない110円までの戻りということになりますが、何はともあれ、きっかけ待ちで反発のできる状態ではあると判断しています。

個人的な見解ですから、最終的な判断はあなた自身の相場観を用いて下さい。
中長期的な見解ですので、読み流す方がほとんどでしょうけれども……

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