アベノミクスは失敗に終わっているとよく言われますが、これはある意味しかたのないこと。
最初から失敗に終わることも視野に入っていた政策なのでしょう。
- 大胆な金融政策
- 機動的な財政政策
- 民間投資を喚起する成長戦略
以上がアベノミクス3本の矢。
金融政策を実行すれば、円安になって株価が上昇する。
第1の矢を放つと金融業界がこぞって参戦し、為替は円安になって株価も上昇したけれども、その後が続かない。
目立ったことといえば、大企業だけが利益をあげて、外国人観光客が訪れてくれたということ。
これが成長戦略なのでしょうか?
成長戦略なくしてアベノミクスの成功はない!と謳われてきましたが、成長戦略は一切なし……
そして、第3の矢がとんでもないところに飛んでしまっているため、アベノミクスのだ2ステージに突入!
『未来透視による生産性革命の実現』
『ローカル・アベノミクスの推進』
ついでに新3本の矢を発表。
- 希望を生み出す強い経済⇒GDP600兆円
- 夢を紡ぐ子育て支援⇒出生率1.8
- 安心につながる社会保障⇒介護離職ゼロ
これらができたら素晴らしいことですが、最初から眉唾ものであり夢物語。
社会保障がままならないから、子どもが持てずという人もいるだろうし、子どもを育てあげるための費用が無いから出生率だって下がる。
GDPを600兆円にするのは凄いことだけど、実際にお金が回らないことには話にならない。
お金が回れば貯蓄がなくとも人は生きて行くことができるけれども、お金が回らないとお金を貯めこんでしまう。
いつの間にか終了していた高校授業料無料化。
大学までやればいいのに……
大学まで無料化にすれば子どもを育てあげる費用を考えずに子どもを生むことが出来る。
これはデカイと思いますけどね。
財源は東京五輪返上ですべての費用が浮く。
国立競技場はシンプルな競技場を造ればいい。
東京五輪の経済効果は結構頂戴してるんじゃない?
ここからは赤字にまっしぐらだろうから、返上しちゃえばいいんじゃない?
無責任すぎるけど……
でも、憲法改正の時じゃない。
憲法を改正しても出生率は上がらない。
国民の生活に目を向けないと……と思うのは、自分だけでしょうかね?