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「得をしなくてもいいから、損はしたくない」という心理が招く大損

「得をしなくてもいいから、損はしたくない」という心理が招く大損

 

先のことなど誰にも分かりゃしません。現状に満足をしている方ならば、変化を望まないでしょうし、現状に満足をしていない方ならば、他力本願的に自分に有利な変化を望む。これが人間って動物なのでしょう。
良いとか悪いとかそんな話ではなく、こういうことだと思っています。
現状に満足をしている方があえてリスクを取るのか?となれば、リスクなど取らないでしょうし、リスクを取る時点で現状からの変化を求めているのでしょうから、満足をしてはいないということになります。
現状に満足をしてない方で、リスクを取れる方は、既にリスクを取った行動に出ているでしょうし、満足はしちゃいないけどリスクは取りたくないという方は、他力本願的に棚ぼたを待っているだけなのでしょう。
だいたいにおいて人間なんて基本的に怠け者な動物でしょう。困難は避けて通りたいし、自分に有利となる結果を待ち望んでいるだけ。

しかし、損をすると言うことに対しては敏感!損には非常に敏感に反応する動物のようで、「得をしなくてもいいから、損はしたくない」的な潜在的な願望が埋め込まれているのかもしれません。

 

損

税金なんて何に使われているのか?さっぱりわからないような状態で、ちょっと目を離せば不正の嵐となる印象のある税金。1円でも余計に取られるのは嫌なものです。
すると、103万円の壁だとか、130万円の壁だとかを必死に考えて、働く時間を調整したりするわけです。

政府は配偶者控除の見直しを検討しているようです。
<配偶者控除>130万円か150万円 上限引き上げ2案

働く時間を調整している方はどうするんでしょうかね?枠いっぱいまで働ける余裕が店や会社にあればいいですが、人員不足に対して先に手を売っているのが企業であり、働く時間の枠に余裕ができたからと言って、すぐに時間の延長が可能なのでしょうかね?働きたくても働けないような現象になってきませんかね?

しかも、人間なんて感情の動物。
人手が足りないからと企業が頭を下げているときに断ってしまったのに、枠ができたからといって企業がすぐに時間の延長に応じるだけの度量があるかどうか?

細かいことに目を向けなければ損をしてしまうのでしょうが、損がただの損となるのか?それとも誰かの役に立っている損なのか?そんなことも考えて生きたいですね。
一生懸命に生活をしていれば、神様は見捨てないと思います。
目先の損得だけに目を奪われていると、大局で大損してしまいますよ。

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