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高橋洋一先生、勘違いされていませんか?

高橋洋一先生、勘違いされていませんか?

いつも参考にさせて頂いていると言いますが
面白おかしく拝見させて頂いているYouTubeチャンネルのひとつ
【高橋洋一チャンネル】

賛否両論あるかも知れませんが
個人的には全てひっくるめて好きな方ではあります

ですが、時折、「あれ?」という内容をお話しされていることがあり
質問にぱっぱと答えるスタイルだと仕方がないのかな?
とも思うのですが
先だっての配信は
「それは違うのでは?」ということがありました

この中の『裁定取引』の説明
明らかに間違っているといいますか、勘違いをされているのではないかと
サムネにもありますように
『裁定取引』がメインの話ではないので
どうでも良いと言われればどうでもいい話ですが
違った内容を覚えてしまう方もいらっしゃるかと

裁定取引は、「Aを買ったらBを売る」と言うこと
ちょっと乱暴過ぎますが、こんなことです

例えば、北海道で卵が200円で売っていたとします
同じ卵が東京では100円で売っていたとします
ならば、北海道で卵を売って東京を買えば100円幅抜けると

東京で買って北海道で売れば100円儲かるということが単純にご理解頂けるかと
輸送費等の諸経費は抜きですけけどね

これが裁定取引であって、動画の中ではNYダウを買って日経平均株価を買うという説明がありましたが
それだと単純に相場を張っているだけ
裁定取引にはなっていない

たぶんですが、NYに上昇している株を売って、東証の株を買うということを
言いたかったのかと思いますが
完全に言葉足りずの印象

裁定取引の説明がうまく出来ているか不安なので
野村證券のサイトに出ていた裁定取引の説明を引用しておきます

価格変動において、同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクなしに収益を確定させる取引のこと。アービトラージともいう。

マーケットの価格が理論価格に近づき、乖離(かいり)がなくなることで、割高・割安な状態が解消された場合に、反対売買を行うことによって収益化する。

現在、裁定取引が活発に行われているのは、証券の現物市場と先物などの派生証券との間、同一の先物で異なる限月の間での裁定取引である「限月間スプレッド」、異なる先物市場間(例えば、大阪取引所とSGX)での裁定取引である「市場間スプレッド」などがある。

野村證券:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/saitei.html

弘法も筆の誤りと言いますし
人間誰しも間違うことはありますからね

もちろん、裁定取引の意味を知ったところで
相場が獲れるわけでもないし、お腹が一杯になるわけでも無いですけどね(笑)

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