通貨の垂れ流しで失われたモノ

その昔は「金本位制」でしたから、通貨の発行量にもある程度の制限がありましたが、今は通貨の発行量には「信用」だけしかないということなのでしょう。
簡単に「信用」など得られないですから、世界各国から「信用」を得るために各国の中央銀行は必死に通貨供給量を調整しているものと思われます。

ですが、リーマン・ショック以降、米国がスタートではありましたがドル紙幣の垂れ流し。垂れ流せばインフレとなり貨幣価値が下がるのですが、日本や欧州も垂れ流し金融政策に追随。
と、いうことは、主要通貨が一緒に供給量を増やしたということにしかならず、信用は変わらないわけで、貨幣価値が一方的に下がってもおかしくないのですが、デフレ懸念を世界中でする始末。
それだけ、実体経済と金融経済との間に「乖離」が生まれてきたということなのでしょう。

 

通貨

実体経済ではそれほど景気が良くなくとも、増発された通貨が行き場をなくし、それまで景気指標とされていたようなモノを押し上げる。
株が買われるような現象は、実体経済とは乖離した現象なのでしょう。

株が上昇すれば景気が回復するという、リーマン・ショック以前のシナリオにしがみついての金融政策なのかもしれません。
景気が良くなるというのは、お金が市場をぐるぐる回る状態。
しかし現状は、お金が金融市場に貯まっている状態。
果たしてこれが景気の良くなっている状態だといえるのでしょうか?

『株価の上昇=景気の上昇』というイメージを刷り込まれている以上、これに反論するのは至難の業。
反論しても無意味なのでしょうが、金融市場が肥大し過ぎ。
金融市場がクラッシュしし、レバレッジを効かせた取引が無くならないと、実体経済を基本としたある意味正常な経済はやってこないのかもしれません。

通貨って所詮ただの信用。
信用がなくなればただの紙切れ。
腹がいっぱいになるわけでもなく、幸せにもしてくれる魔法の道具でもありません。

主要各国の垂れ流し金融政策により言えることは、通貨への信用は薄くなっているということだけだと思われます。

 

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