購買力平価を人に例えたときには、変な話になってしまう……

円高だとか円安だとかの話になると、どこからともなくいつの間にか出てくる言葉が「購買力平価」。
あなたは「購買力平価」という言葉をご存知でしょうか?

例えば、米国で売られているハンバーガーが2ドルだとします。同じハンバーガーが日本では220円で販売されていたとします。
すると「ハンバーガー」という商品を介して、【2ドル=ハンバーガー=220円】となり「2ドル=220円」ということになります。
と、いうことは、1ドル=110円となり、為替は1ドル=110円が適正であり、現在は円安であるとか、円高であるとかを語られるわけです。

 

ハンバーガー

間違いではないのでしょうが、これはその国の物価だと関税だとか、人件費だとかのサービス料などを一切無視しての話になるわけで、乱暴すぎるといえば乱暴過ぎる話になると思われます。

だって考えてみて下さい。
あなたの友人が誰かにキムタクに似ていると言われたとします。また、他の誰かにその友人がトシちゃんに似ていると言われたとします。
すると【キムタク=あなたの友人=トシちゃん】という図式になり、【キムタク=トシちゃん】という計算式が成り立ちます(笑)
若干強引過ぎる話かもしれないですけど、似ても似つかない感じでも、似ていると言われたのだから仕方がない。

購買力平価っていうのは、こんな感じなんです。二国間のある同一のモノを介して為替を判断するのですから、適正ではあっても適正ではないという状態になり、あやふや過ぎる状態になってしまいます。
それでも余程のことがないと、同じモノがとんでもない価格で売買されていることはなく、まぁ、なんとなく適正なのかもしれないとは言えるのかもしれません。

為替を決定するのはマーケットであり、マーケットは生き物です。何かの基準を持ってマーケットに接していたい学者的な発想が分からないでもないですが、自由気ままに生きているマーケットに対して、定規を強引に当てはめてもすぐにイレギュラーとなってしまうということなのだと思いますよ。

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