老後資金には5000万円が必要?まずは、自分で確認してみれば?

老後資金がいくらあれば「安泰」なのか?
この「安泰」という言葉が厄介で、楽観的な方もいらっしゃいますし、心配症の方もいらっしゃいますから「安泰」の定義が非常に曖昧になります。

ぶっちゃけ、「多ければ多いほど良い」というのが私の答え。100万円より1000万円でしょうし、1000万円よりも1億円。多ければ多いほど安泰でしょ?嘘偽りはありません。

しかし、具体的な数字がなければ、せっかく老後資金を貯めようとしても貯められるものではなく、具体的な数字を尋ねられることがほとんどです。一般的に3000万円とか5000万円とか言われていますから、そういう数字を答えておくことが無難ですから、ほとんどの場合「3000万円から5000万円くらいなのでは?」と答えておきます。何故ならば「普通どのくらいの額ですか?」だとか「一般的にどのくらいでしょうか?」と聞かれるのですから、そのようにしか答えることなどできません。

ご相談に来られた方には別。だって、具体的な数字を持っていますから、その数字を元にシミュレーションを行うことができるわけです。

ご自身でシミュレーションをやってもいいと思います。FPがシミュレーションをやってもご自身でシミュレーションをやっても計算するのはエクセルであったり計算機でしょうから、入力ミスさえなければほとんど一緒の答えが出てきます(笑)

まずは現在の収入と生活費から現時点の貯蓄額(理想)がはじき出せます。そして、老後となって収入がなくなったときまでに貯蓄額がどのくらいになっていて、老後にどのくらいの生活水準で生活をしたいのか?というシミュレーションがスタート。どのくらいまで生きると、貯蓄がゼロとなるのか?そんなことまでご自身でシミュレーションをすることは可能です。

住宅ローン相談のときには、収入をいろいろと持ってしまって、返済可能としてしまうのとは逆に、老後の生活費などをカツカツに設定すれば、貯蓄額は小さくなって当然。まぁ、数字の移動だけですので、シビアに考えない分だけ、甘く設定ができてしまうのですが、これが非常に危険なのです。

数字には厳しくしておかないと、綱渡りの人生を歩むことになりかねません。

今の生活費を老後も維持したままならば、それだけの資金が必要ですし、3割落とせば3割減の資金で足りるということ。ただそれだけの話しなのです。これを5割に落とせば、もっと老後資金は必要ではなくなるし、数字の出し入れだけですから、誰にでも簡単にできます。

そして、これは相談を受ける側の心理としてですが、ギリギリの設定は避けたいのです。万が一の事態が起きても修正のできるような設定にはしておきたいモノです。すると、煽るわけではありませんが、金額が足し算となって莫大なものになってしまいます。

でもね、冷静に考えていただきたいのですが、老後資金に3000万円も5000万円も必要ならば、今のご老人の方々は、全て3000万円も5000万円もの資金を貯めて老後を迎えていたのか?と言うことです。

「老後資金には3000万円が必要だって言うけど、無理だから諦めよう」ってことではなく、「今できることをやっておくと、どのくらいの資金が最低貯まるのか?」と言うことを知ることも必要。
その資金があるのとないのとでは、老後を迎えたときにまるっきり違いますよ。

トータル的に見ていくことになると、ひとりでは難しいとなる方が多いのは事実。しかし、やってできないことではないので、まずは試してみて興味を持つことが大切だと思いますよ。

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