けせらせらFP事務所

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家計相談

疑惑の加計学園の問題はココにあった!!

疑惑の加計学園の問題はココにあった!!

森友疑惑などより、加計学園問題の方が遥かに大きいのでは?と思っていました。加計学園の報が出てきたのは、森友が騒がれている最中であり、ダブルの「疑惑」で「安倍政権も窮地に追い込まれるか?」と眺めていましたが、賄賂的なモノは無いようでまた時間の無駄になってしまいそう。

加計学園問題で疑問に思っていたことが何個かあるのですが、まず、「第一報から問題化されるまで時間がかかり過ぎ」だったということ。「野党が証拠固めでもしているのかな?」と思っていたのですが、民進党の議員が加計学園に絡んでいたというのですから、簡単に問題視できるはずもなかったということなのでしょう。

そして、加計学園に今治市が土地の無償提供と96億円の補助金を出すということ。これが安倍総理の親友が理事長の学校法人だというのですから、これは「『忖度』などという言葉では済まされない!」となるわけです。しかし、国家戦略特区の中での話であって、アベノミクスの第三の矢となる成長戦略の一環となれば、「さようでございますか……」となってしまう話。

何故、加計学園が今治市に獣医学部を作る必要があったのか?大学を誘致すると、人の流れが出来上がるわけで、仮に土地を無償提供し96億円の補助金を出しても「採算が合う」と見込んだ今治市と獣医学部を作りたかったであろう加計学園の思惑が一致したということなのでしょう。

で、反対をしているのは獣医師会のようですが、「獣医の人数が多過ぎるから、大学はいらない」と50年余り学部新設を反対し続けているということ。
「既得権益が奪われる」というのは当然あるのでしょうが、獣医がどのくらい存在しているのか?その辺が分からないと話しにならずってこと。そして、獣医師なのですから国家試験もあるでしょうし、どのくらいの合格率なのか?こういうところも絡んでくるのでしょう。

農水省のHPに出ていた、獣医師国家試験の過去5年間(PDFファイル)の結果を見てびっくり。合格率は毎年80%前後になっているという現実。2割くらいの人しか落ちないということ。獣医学部を卒業してしまえば、殆どの人が国家試験に合格してしまうということか?
まぁ、獣医と言えども生命を預かるわけですから、大学に入学の時点でそれなりの学力を必要とされ、卒業をするのも大変なのだろうと思いますが、「8割の合格率ってなんだ?」ってなりませんか?これで毎年1000名ほどの獣医が誕生しているのですから、獣医師会が「多過ぎるから要らない!」となるのも無理はない。

で、話しは逸れるのですが、獣医の合格率が8割ならば、医者の合格率ってどのくらいなのだろう?とふっと思ったわけです。三流ドラマではありませんが、医者が出来の悪い子どもを医学部に裏口入学をさせるなんて話がありますでしょ?
ずっと不思議だったんです。「医学部に入ってもその後の勉強が大変だろうし、最終的に国家試験があるのにどうするんだろう?」と。

医者も合格率はもっとすごくて90%前後を推移(厚生省HP)通ってしまうなんて……

大学に入るときに大変なのは分かるけど、それば弁護士も税理士も一緒。法学部を出たからって弁護士になれるわけではなく、卒業してから司法試験をしっかりと受けて合格率が20%前後。
これを考えてしまうと、獣医も医師も国家試験が簡単なんじゃないの?となってしまう……

 

話が完全に逸れてしまったので軌道修正。

 

この問題も最初に騒がれたときに、きちんと答弁をしていれば、大騒ぎになることはなかったということでしょう。
国民に知らされるのは、「安倍首相が友人に便宜を図って、国の土地に補助金をあげちゃった!」ってことくらいで、これは事実であっても、「国家戦略特区の中で今治市に大学を作ろうという話であって、今治市の中に作らなければ意味はなく、そのために土地もお金も用意してやってもらった。既存の大学にも声を掛けたものの、何処の大学も乗ってくれなかったため、加計学園に頼み込んで進出してもらった」くらいの説明をすれば、「加計学園もリスクを背負っているのね!」となって、国民も惑わされないんじゃないのかな?

加計学園問題で一番悪いのは安倍首相の答弁でしょう。国民に伝えなければならないのに、変に強気になって発言をすれば、売り言葉に買い言葉で野党だって変に引っ込みがつかない状態になりかねない。
もちろん、裏でお金のやり取りがあれば完全にアウトですけれどもね!

 

獣医が多すぎるのは、「国家試験の安易度を上げて調整すればいいんじゃないの?」と思うのは私だけなのでしょうか?

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