現代の錬金術をリスクを軽減し家計の中で実践してみると……

ようこそ!このサイトに辿り着くには、さまざまな過程があると思いますが、その中のひとつに「検索」というモノがあります。
とりあえずと言いますか、まぁ、やんわりとですが、恥ずかしながら私はFP(ファイナンシャルプランナー)なんてものを生業とさせて頂いております。

「検索」をしてもらって辿り着いてくださる方が非常に多いわけですが、FPでありながら「家計」だとか「保険」だとかのキーワードで辿り着く方は殆ど無い模様。
「資産運用」絡みでお越し頂く方はいらっしゃいますが、「ライフプラン」でようやくちらほら。

なぜ、こんなボヤきをかましているのかというと、このサイトにお越し頂く方で一番多いワードが「現代の錬金術
たぶん、この記事が原因なのでしょう(笑)
試しに「現代の錬金術」をGoogleで検索すると、こんな結果になっています。⇒こちら

そこで「錬金術とは」と検索すると、次のようなことが書かれている。

 

デジタル大辞泉の解説
れんきん‐じゅつ【錬金術】

1 紀元1世紀ごろ以前にエジプトに始まり、アラビアを経てヨーロッパに広がった、卑金属を貴金属の金に変えようとする化学技術。さらに不老不死の仙薬を得ることができるとされ、呪術(じゅじゅつ)的性格をもった。科学としては誤りであったが、多くの化学的知識が蓄積され、近代化学成立の基礎資料となった。アルケミー。
2 (転じて)ありふれたもの、値打ちのないものを貴重なものに作り変えるという術。
3 (「金」を「かね」と意識して)お金・財産を生み出す特別な方法。また、非常に貴重なものを作り出す方法。「必ず儲かるという―はない」

(出処 コトバンク

 

たぶん、現代の錬金術とは3のことであり、「お金・財産を生み出す特別な方法」と言うことになるのでしょう。

相場・マーケットの観点から「現代の錬金術」を考えれば、個人的には「サヤ取り」だと思う次第。
リスクを極力減らし、リターンを確実に得るには、サヤ取りが一番なのではないかと。

もちろん、サヤ取りだってリスクを極力減らすだけであるため、リスクがゼロだなんてことはないってことを忘れてはなりません。
そして、リスクを減らすのですからリターンだって限られてくるということ。

このサヤ取りの観点をFPらしく、家計に用いた場合、どのようなことをすれば良いのか?を考えてみたい。

 

まずは、サヤ取りの定義であるけれども、同じ商品があり、市場によって価格が違うときにサヤ取りが可能となるわけ。
例えば、Aと言う会社の株式が東京市場とNY市場に上場されていれば、常に同じ価格ではないとおかしな話。
しかし、東京市場とNY市場には為替の違いもあり、それぞれのマーケットの内部要因も違うため、若干の誤差が出てくる。
東京市場で10000円で取引されているA社の株式がNY市場では現状の為替で換算して9000円で取引されている。
東京市場でA社株を売り、NY市場でA社株を買って、A社株の株価が同値になるまで待つ。
仮に東京市場もNY市場も9500円になったとすれば、そこで手仕舞えば1000円の利益になる。

A社の株価が15000円で東京市場とNY市場で同値になっても問題がない。東京市場は5000円の損となるが、NY市場では6000円の利益となるため、1000円は利益が確実に出るのだから。

まぁ、極端な例だし、売買手数料やその他諸々の諸経費を考えてはいないため、実際に取引するときには、さまざまな下調べが必要ではあるが、サヤ取りを簡単に言ってしまえばこんな感じ。

これを家計の中に取り込むとすると、どんなことができるのか?

 

家計ということは、個人であり、個人が売り手と買い手の両方を担うことは難しいわけだが、ネットオークション等は個人が売り手と買い手を担うことができる。
何処かでBという商品を30000円で購入し、ネットオークションで35000円で売る。
5000円が抜けるわけであるから、サヤ取りを現代の錬金術だと認めてくれるのならば、この方法は成り立つ。
しかし、売れないリスクはつきまとう

しかも、これだけネットオークションが盛んになっている今では、リターンと同等のリスクでは済まず、リスクばかりを背負ってしまう方法となっているのかも知れないため、あまりオススメができない。

 

錬金術を考える

ここでサヤ取りの前提条件をもう一度見直してみる。
「同じ商品で、市場によって価格が違うとき」なのだから、考え方にはよるが、次のような現象は常に体験していると思う。
「大手食品メーカーが販売しているCと言う商品が、いつも購入しているAというスーパーでは300円であるが、Bというちょっと離れたスーパーでは250円で販売している」と言うことを。

食品であるため、食せばなくなるCと言う商品。50円安く購入し消費してしまえば、50円のサヤを抜いたことと同じ。
もちろん、Bというスーパーまで足を伸ばす労力を時間給に直したり、足を伸ばして喉が渇いたからジュースを飲んでしまっては話にならないが……

よって、家計において1円でも安い消耗品や食品を同条件下で購入した場合においては、サヤ取りとなっているのと同じであり、価格差が貯蓄できるのである。

安い商品を購入することは、節約と言う言葉で置き換えられてしまっているが、少し視点をずらして考えれば、立派なサヤ取りであり、現代の錬金術であると思われるである。

 

「つまらんことを言ってんじゃねぇ!」となるかも知れないが、10円ずつ安い商品を毎月100点ずつ購入した場合、毎月1,000円ずつ抜くことになり、1年では12,000円となる。
これを10年やれば120,000円となる計算になるが、「10年で120,000円って……」となる気持ちは分かるが、10円の違いと言う前提であり、100円の違いがある場合には、10年で1,200,000円となるのである。

ここに記したのは、あくまでも例えであることをお忘れなく。
そして、ここまで読まれた賢いあなたならばお気づきかと思うが、コツコツとやり続けることが大切だということなのです。
一発で10万円とか100万円とかという錬金術があれば、それに越したことはないが、それだけのリターンを求めるのならば、同等のリスクを背負う必要があるのです。

一発で利益を得ようとするのは錬金術ではなく、ギャンブルなのだろうから……

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