時代が求めたトランプ米大統領の誕生。非常に重要なディフェンス局面なのかも?

 

時代はその時に必要なヒト・モノを要求するのでしょう。その時代に必要だったからこそ、時代に名を残すことが可能だったわけで、どんなに素晴らしいことをしても、時代が求めていなければ、記録には残っても記憶には残らない。

トランプ米大統領の誕生は時代が求めたモノであり、求めたヒトだと言う視点に立てば、我々が何をすべきか?と言うことは理解できてくるのかもしれません。

そもそも、今回の米大統領選は「最低VS最悪の戦い」と言われていたくらいですから、どちらが大統領となっても、目くそ鼻くそだったのかもしれません。まだ、トランプ大統領よりもヒラリー・クリントン氏が大統領になってくれた方が、安心が出来たのかもしれませんが……
しかし、この「安心」がもっと悪い方向に向かって突き進む要因だったようにも思うわけです。

不幸にも起きてしまった東日本大震災後に、地震保険の加入者が増えた実態。
これ以外でも、自分の周りの人に不幸が起きてしまった現実を直視してから、自分の身を何らかの形で守ろうと行動に出るのが、悲しいかな人間というモノ。
平穏な日々を過ごしていれば、不幸に備えると言うことは一切眼中になくなり、好調なときには不幸なことなど考えると不気味がられる始末。
バブルの崩壊からの日本は、浮かれきっていて備えていなかったということも復活させられない一つの要因だと考えております。

不幸に目を向けると言うことではなく、昔のことわざにもあるように「勝って兜の緒を締めよ」ということです。
好調なときほどオフェンスばかりに目が向いてしまいディフェンスが疎かになる。ディフェンスがしっかりしているからこそ、オフェンスが生かされているという現実を忘れがち。
縁の下の力持ちという存在を忘れさせてしまう時代の流れが、何らかのきっかけでディフェンスの重要性を引き出させてくれているのかもしれません。

トランプ大統領となって「何が起きるかわからない」と世界中が身構えている状態になれば、ディフェンスに目が向きます。ちょっとやそっとのことでは崩れないよう、ディフェンスに重点を置くようになるのかもしれません。
時代はこの「ディフェンス」を求めていたのかもしれません。

中国の景気は、北京五輪までということを聞いたことがあると思います。持っても上海万博までとも言われていました。しかし、2008年に開催された北京五輪からどのくらいの月日が流れたのでしょう?
すでに2017年になっているのですが、中国経済が破綻したという話は流れてきません。中国政府の出している数字がでたらめであり、全てがまやかしだという言い分もあるかと思いますが、景気のいい中国経済に頼って世界経済が回っているのも事実でしょう。
中国経済の破綻、中国の不動産バブルなどなど世界中で認めていません。と言うことは、中国経済は依然として好調なのです。
これは、「中国の景気は、北京五輪まで。持っても上海万博まで」という警戒感が根底あるものだと思っています。
いつ崩壊しても損害を最小限にしておけるように、利益をあげられる内にあげるという姿勢が、中国経済を支えているのかもしれません。
いつでも金融経済は中国から撤退できる体制が整っているということなのでしょう。

と、考えれば時代がトランプ米大統領を欲し、トランプ米大統領の誕生によって、ディフェンスがしっかりと見直すことが重要な時代だと言うことなのかもしれません。
考えてみれば、実体経済の何倍にも膨らんでいる金融経済など、いつ吹っ飛んでもおかしくない状況。おかしくならないためには、実体経済に結びつかないような金融経済からのソフトランディングが求められる時代なのかもしれません。

トランプ米大統領の誕生は、逆説的に捉えれば、非常に重要な意味を持っているのかもしれません。
財務長官に元ゴールドマン・サックスの人間を登用したことも、何らかのシグナルのかもしれませんしね。

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